ガラス張り経営の実益とは?
タイミングも実益になる!
「ガラス張り経営」はプラスの印象のある表現です。
では、誰にとって・何がプラスか?というと…?
実益を見逃さないおすすめです。
ガラス張りの実益 プラスイメージのはず!?
経営の評価では売上高や従業員数、株価などの定量的評価と
知名度やイメージといった定性的な評価もあります。
ポジティブな印象を経営者自らが主張できれば説得力があります。
たとえば、「ガラス張り経営」もその一つです。
事業経営に関わるお金の扱いで後ろ暗いところがない
というわけで好印象になるはずです。
他方、表現していることば以上に実益があるかどうかについては
曖昧な印象があるかもしれません。
ガラス張り経営の実益を見逃していることもありそうです。
ガラス張りの実益 誰に・何を示しているのか?
商品や作品のディスプレイであれば、顧客や観客に見せる対象です。
経営の「ガラス張り」は銀行や税務署といった第三者もありますが、
最優先・最前列にいるべきは経営者です。
経営者が正確な経営状況を把握するため、説明できるために
ガラス張りの経営が裏付けとなります。
根拠となる資料やデータを第三者の面前に揃えても、
自動的にガラス張りの経営になるわけではありません。
(経理は根拠の収集と適正な処理がセットです!)
資料やデータを揃えて適正な処理を施した場合でも、
ガラス張りによる実益が自然に発生することはありません。
ガラス張りの実益 タイミングも逃さない!
ガラス張りの経営では、根拠となる資料やデータが揃っており、
適正な税務会計の処理が行われているはずです。
経営者にとって必要な、
- 資金繰り
- 納税予測
- 損益状況の推移や比較 etc
といった経営の状況をタイムリーに確認できるはずです。
ガラス張りの経営をしているはずが、
- まとめて会計処理を行い
- 申告期限直前に納税資金で慌てる
といった状態であれば、見直しが必要になります。
ガラス張りの経営ではタイミングも実益につながります。
たとえば、納税金額。
決算前の納税予測に期待ができれば納税準備に役立ちます。
申告期限直前に納税額が判明した場合、納税はできても、
他の資金繰りにしわ寄せがくるかもしれません。
「ガラス張り経営」には経営者にとって実益があります。
税金の申告・納税と関連したお金の管理に難がある場合には、
実益を逃しているかもしれません。
経理処理を税理士のサポートで見直してみることが
実益を逃さない選択肢になります。
蛇足
アイキャッチ画像はJR小松駅内にある土器のディスプレイです。
小松駅周辺は「八日市地方遺跡」として北陸を代表する規模の
弥生時代中期の遺跡があります。
駅東側にディスプレイされている「コマツ」の重機と土器は
現代と古代を対照的にみせてくれます。
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