効率化するかどうかでサクッと結論を出す方法とは?
サクッと、効率化=YESをデフォルトにする、
といいたいところです(笑)。
でもちょっとクールダウンしてみます。
御題羊羹「光さす」(とらや)
効率化するか どこまでやるか?
総論賛成各論反対の代表例に「効率化」があります。
生産性の向上やコスト削減、働き方改革といった視点からは
効率化は否定されません。
その一方で、いざ実行段階がみえてくる段階になると、
- そこまでやる必要があるのか?
- 段階的に移行しようか?
- 一旦保留(笑)
とトーンダウンしがちです。
たとえば、確定申告。
手書きの効率性の悪さは、申告書や手引きをみれば明らかです。
効率性の観点からは電子申告一択です。
税務申告がピンとこない方であれば、年賀状の作成を想定すると
- パソコン>手書き
- オンラインで発注>プリンターで印刷
と想像できます。
効率化するか 見積りをとる
アタマ(理屈)ではわかっている効率化であっても、
新しい取り組みはストレスです。
たとえば、私の場合。
プログでデジタルでの効率化を紹介する記事を書いているためか、
デジタルと相性が良いと思われたりします。
好意的な誤解です(笑)。
つい先日も償却資産の申告を「eLTAX」で処理している間中
イライラしていました(笑)。
申告するボリュームが多くない対象だったので、
手書きでもちゃちゃっと終わる処理でした。
とはいえ、紙に書いて申告する一連の処理では、
- 申告書を書く
- 市役所に提出する
- 書類を保管する
といった手続きがあります。
さらに市役所税務課の窓口まで持参した場合、
移動時間や待ち時間もかかります。
ゲンナリするのは、上記の手続きが一度ではなく、
資産を売却や廃棄するまで続ける必要があることです。
効率化するかどうかの判断の分かれ目・見積りは、
- 削減できる要素>取り組む要素
で割り切りが早くなります。
要素には、お金・時間を長期で代入してみると、
効率化の実感がイメージしやすくなります。
仮に、上記の処理で年間3時間かかっていた場合、
イライラしつつも(笑)2時間で電子申告した方が効率的です。
効率化するか 効率化は強化される
上記の償却資産申告の手続きを10年間で見積ると、
- 手書き:3時間/年×10年=30時間、ですが
- 電子申告:2時間/年×10年=20時間、ではありません!
効率化を始めた当初はもたつくことがあっても、
- 処理の習熟
- データの連年での利用
といった点から効率化は強化されます。
イライラ感とのお付き合いがあっても、
充分元はとれます(笑)。
蛇足
償却資産税でも確定申告でも1~3月に集中しているのは、
雪国在住者には不利な手続きの印象です。
だからこそ電子申告は避けられないわけです。
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