うまくやってる奴の正体とは? 強みに鈍感になる理由

気になることを別の視点でとらえてみます。

うまくやってる!?  もっと うまくやっている奴

とある会社の社長と面談していたときのことです。

私「社長、経営順調ですね」
社長「そうか?、もっとうまくやってる奴がいるよ」 

私の発言はおべんちゃらではなく、
社長も謙遜ではない印象の会話でした。

順調な経営をしているようでも、
経営者は緊張が解けないものかなと感じました。

順調な経営をしている経営者でも周りを見渡すと、
自社以上の経営をしている会社に気づきます 。

決してそうした会社の決算書や申告書をみているわけではありません。
(中小企業の決算書や申告書は、経営者・銀行・税務署・税理士ぐらいしかみられません)

それでも「うまくやっている」という表現がとっさに出るのは、
直感的な判断が働くからです。

では、その根拠はというと・・・、
ことばでは伝えにくいものです。

うまくやってる!? うまくやっていますね、だと!?

経営分析の手法の一つに「SWOT(スウォット)分析があります。

経営方針を決めるために自社のプラス・マイナスを内部・外部の要因から分析します。

シンプルな構成なのでとっつきやすい分析手法です。

経営は基本的に加点主義なので、 自社の強みや機会に関心が集中します。

とはいえ、自社の弱みや外部の脅威も気がかりです。

「うまくやっている」と感じる同業他社をとらえ直してみると、
自社の弱みや外部の脅威がその同業他社に反映されているかもしれません。 

普段はことばにしていない印象や想いこみも
分析手段を使ってみると見える化ができます。

意外にできないのは、自分の強みや機会の分析かもしれません。

たとえば、私の場合。

独立してまだ1年ちょっと、田舎の税理士、 ブログのアクセス数まだまだ(笑)
と弱みはすぐに思い浮かびます。
先行しているひとり税理士のお歴々を思い浮かべると、
そうした「うまくいっている」との違いが出てきます。

その一方で、税理士受験者の視点(かつての私も含む)で私をみると、
税理士、独立、固定費用が極端に少ない(笑)、といった要素が
私の強みにみえるかもしれません。

冒頭でのやりとりで 私と話していた社長が自社の強さに鈍感だったのは、
自社を評価する視点や基準が欠けていたからです。

うまくやってる!?  比較できないとわからない

いつでも試せるSWOT分析ですが、決算や申告の後だと、
今後の経営を考えるきっかけになります。

ことばによる表現だけではなく、ローカルベンチマークなども参考になります。
(ローカルベンチマーク(ロカベン)とは? 財務分析編)

また、そうした外部の指標と同じく比較したいのは、
自社で計画や想定したデータです。

過去の経営の記録の推移とともに、事業年度ごとに想定した計画との差異も
決算や申告の後では経営の分析につながります。

過去の自社の経営成績や経営計画とも比較してみると、
自社の別の姿がみえます。

 

蛇足
税理士になれたことも、独立できたこともうれしかったのですが、
横目で同業者をみつつ、目前の課題をおっかけてばかりだと、
自分の客観的な見方には鈍感になりますね。

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