ローカルベンチマーク(ロカベン)とは? 財務分析編

意外に定番ツールになりそうです。

ロカベン? 事業性評価の入口へ

2020年(令和2年)からのコロナ禍は景気を攪乱させました。
コロナ禍以前より消費税増税による景気後退があったものの
コロナ禍以後の景気停滞とごっちゃになっています。
(マイナポイント還元事業はそもそも消費税増税の緩和策です)

融資の分野でもちょっとした誤解がありそうです。

2021年4月から始まった伴走支援型特別保証制度では経営行動計画書の作成が必須です。
(コロナ2年目は融資環境も変化しています 伴走型?、サポート会議?)

経営行動計画書のなかでは財務分析として「ローカルベンチマーク(ロカベン)」があげられています。

唐突な印象の経営指標と思われるかもしれませんが、誤解です。

ロカベンは2016年より経済産業省より公表されています。
金融検査マニュアル廃止後、事業性評価に基づく融資
スムーズに行うためのツールとして登場しました。

ロカベンはコロナ禍とは関係無く登場しましたが、
コロナ禍2年目以降の融資環境の変化で注目されています。

ロカベン? 6つの財務分析と作り方

ロカベンは大きく財務分析と非財務ヒアリングシートで構成されています。
今回はロカベンの財務分析をとりあげます。

ロカベンの財務分析は6つの経営指標があります。
・売上高増加率
・営業利益率
・労働生産性
・EBITA有利子負債倍率
・営業運転資本回転率
・自己資本比率

なんだか圧迫感を感じるかもしれません(笑)。

ロカベンの作成は経済産業省よりExcelのファイルがダウンロード可能です。
(「経済産業省 ローカルベンチマーク」で検索)

必要な資料は、過去3年分の従業員数(正社員)と損益計算書と貸借対照表です。
(細かくいえば4年前の売上高も必要です)

あらかじめ作成されたファイルにデータを入力すると、結果が算出されます。
ロカベンの特徴は指標ごとに点数化がされることです。

算出結果はレーダーチャートで見える化され、総合評価も加わります。

ロカベン? コラボで見通しをつける

ロカベンでは、事業の評価を指標化→点数化→見える化します。

やや機械的な印象もありますが、産業分類や事業規模別に評価がされます。
見方を変えれば、ロカベンを作成することは客観的な自社の状況を知る機会といえます。

ロカベンは、一見すると機械的な操作で作られる印象です。

しかし、6つの指標で重視されている利益が営業利益であるように、
唯一無二の結果とはなりません。

ロカベンは作成が目的ではありません。

適正かつ合理的な処理を進めることで、自社にとって有効な手段にもなります。

経営者と金融機関だけでなく、税理士もコラボすることで融資や
将来の見通しでプラスになります。

 

蛇足
ロカベンを通してみると、決算→節税だけでなく、
決算→融資という意識が強くなります。

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