変化に気づきやすい対応をとっていく!
いつの間にか値上がり?、容量減少?

「いつの間にか」という表現は使いやすいのですが、
関心や注意が薄かったことの表明だったりもします。

変化が突発的だったり、劇的とは限りません。

「いつの間にか」機会を逃していたことがないように
データを活かしたいですね。

カラフルなノブドウ

変化が前提 米価格が20%オフ!?

2025年(令和7年)は米価格の上昇・高止まりが目立っています。

9月以降、新米が流通しても依然として価格は高いままで、
5kgではなく4kgでの販売もで始めたようです。

一袋5kgで販売していたところを4kgの容量に変えると
表示価格はその分だけ下がります。

うっかり一袋5kgという思い込みで価格を評価してしまうと
20%オフと誤解しかねません(笑)。

変化が前提 いつの間にかの誤解

価格と表示、内容量の問題は米に限りません。

たとえば、洗剤の容量。

同じパッケージでも内容量が1,000ml→980ml→950mlと
じわじわ減少していることもあります。

同じ容量でもじわじわ値上がりしている商品もあります。

ストレートな値上げも容量の減少も出費の増加となるものの、
気づくタイミングは後手に回りがちです。

「いつの間にか」は変化に気づく機会を逃していた
ということが明らかになることだったりします

変化に気づくタイミングを逃せば、対応は先送りとなります。

変化が前提 定期・タイムリーと選択の検討

相対取引でこれまでと異なる価格が示されれば、
変化に気づきます。

他方、じわじわとした変化や重要性の高くない取引では
変化に気づきにくいことがあります。

1年間の全体像を決算で確認して、ようやく変化に気づく
といったことになります。

外部の変化は止められませんが、変化に気づくタイミングは
当事者次第でコントロールできます。

たとえば、事業経営。

適切でタイムリーな会計処理、月次決算は定番ですが、
変化に気づくきっかけとなります。

価格などの外部で決まる変化はコントロールできなくとも、
選択を見直す機会を早めることはできます。

価格が上昇したから買わない・利用しないとは限らず、
購入量の見直しや代替の検討と選択肢はあります。

選択を見直すことでコスト以外の改善につながる
といった可能性もあります。

変化することや気づきにくいことを前提にして
変化に気づきやすい対応をしておくことがおすすめです

米の安直な表示操作にひっかからずにすみます(笑)。

 

蛇足
アイキャッチ画像は散歩中にみかけた「ノブドウ」です。
人工的に着色したかのようなカラフルな実がなっていました。
残念ながら食用には不適だそうです。

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