北陸での住まい探し
冬にはできないことの一つです。
春への準備
北陸での住まい探し 持ち家か賃貸か
日本人の抱える選択あるあるでもベスト10に入りそうなテーマが、住まいの選択です。
持ち家か賃貸かという既成の選択肢ではありますが、これ以外の選択はキャンピングカーやアドレスホッパーなど極少数になります。
住まい探しはライフプランや人生設計とダイレクトに関係するだけに、自分ひとりでの選択にとどまらない難しさがあります。
また、都市部と地方では住まい探しの前提自体が異なるので留意点もあります。
都市部の住まい探しに関しては、私自身が不案内なので割愛します。
地方、この記事では北陸(さらに言うと石川県南部の加賀地方)では、住まい探しでの賃貸は明らかに不利です。
理由は、賃貸物件が乏しく選択の幅が限られるためです。
持ち家信仰、地価が都市部より相対的に安価、住宅ローン制度の充実(税制での控除もある)という状況では賃貸物件の選択幅は乏しくなります。
学生を別にすると、賃貸物件を選択しやすい地域は金沢市中心部、選択しそうな方は子供が独立した後の夫婦といった印象があります。
北陸での住まい探し 季節に注意
地方(石川県加賀地方)では、持ち家か賃貸かというよりも、いつ持ち家に踏み切るかという選択が目立ちます。
住まい探しは、物件だけでなく周辺の施設や環境も気になるところです。
注意したいのは、物件を探す季節です。
雪国の冬に住まい探しという方はあまり多くはないと思います。
春以降の明るい状況のもとで検討される方が多いと思います。
しかし、住まいを季節ごとに変えることが前提でないなら、想定すべきは冬です。
市街地でも北向きに面している地域では、山間部以上に冷え込む可能性もあります。
春以降は見晴らしの良い地域でも、冬は風が吹きすさぶところもあります。
雪国での住まい探しは、冬という最悪期(私の偏見ですが)を想定して検討する必要もあります。
北陸での住まい探し まちの歴史を振り返るのもあり
某研究者いわく、日本の都市政策は焼畑農業と表現されています。
永続的に居住地域が使われるというよりも、中心市街地から郊外に向けて開発が進んでいき、既存の居住地域が廃れるということです。
かつて水田として富を産み出していた場所が、経済変化で新たな開発地域となって変化していくことは北陸でも多々あります。
こうした焼畑的な都市政策は、個人の判断やその結果と折り合いがつくか予想しがたいところがあります。
住まい探しでは、気になった地域の近い過去の歴史を振り返ってみるのも良いかもしれません。
蛇足
個人的には、富山県の「散居村」に魅かれます。
自宅に草刈用の刈払機だけでなく、雑木用のチェーンソーも必要かもしれませんが。
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