休眠預金は埋蔵資金か?、社会貢献資金か!?

誰がどう使っても効果が発揮されるところがお金の魅力です。

休眠預金 タンスより銀行口座を探す

「埋蔵金」や「宝探し」というと魅力がありそうですが現実味がありません。
テレビ番組のよくある企画という印象です。

「タンス預金」となるとグッと現実味が増します。

とはいえ、タンス預金であれば持ち主が管理しているお金です。

管理=保管場所と金額を把握している、といえます。

「マルサ」に睨まれるようなお金でないかぎり慌てることはありません(笑)。

その一方で、持ち主がはっきりしているお金であるのに
管理が行き届いていない「休眠預金」があります。

対象となるお金は現ナマではなく、銀行口座で10年以上利活用されていないお金です。

休眠預金 引き出せるのに活用もされる!?

休眠預金といっても個人の財産なので引き出しは可能です。

その一方で、休眠預金のお金を公益活動にに活用する仕組みもあります。

「休眠預金等活用法」による仕組みです。

休眠預金のお金を預金保険機構に関してNPOなどの支援の財源とします。

金は天下の回りもの、といえそうです。

ここで疑問を感じるのは、休眠預金であっても引き出せることです。

一見すると矛盾していそうですが、引き出しへの備えがあるので
休眠預金だからといって引き出しに不安はないわけです。

不安なのは休眠預金等活用法による預金の移管や活用というよりも、
資産としての預金口座の管理にあります。

休眠預金 資産の管理は記憶より記録

休眠預金が発生する背景には、

  • 口座の存在を知る人が本人のみ
  • 口座を管理する発想が乏しい

といった資産管理意識の希薄さがあります。

言い換えると、口座の管理を記憶に頼っていることが
休眠預金が発生することにつながっています。

個人ではなく法人であれば毎年の決算で預金口座を確認します。

決算は損益だけでなく、法人の資産・負債・純資産も
明らかにする手続きだからです。

個人でも事業をしていれば、事業に関連した決算がします。

しかし、事業以外での財産に関連した情報やデータは
確認する必要性は通常ありません。

例外は相続発生後です。

相続対象を余さず明らかにする必要があります。

休眠預金は相続後でも相続人による引き出しは可能です。

とはいえ、資産としてのお金の本来の効果を期待するなら、
預金口座を休眠状態にしない管理が必要です。

資産の管理は金額の多寡だけでなく、記録があるかどうか
といった視点からのアプローチが有効になります。

 

蛇足
幸か不幸か休眠預金には縁がありません。
預金は休み無くフル稼働で活躍中です(笑)。

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