使い倒すにこだわると非効率!?
使わない・無視する選択を見極める!
損をしたくない、元を取りたい気持ちがあります。
ひょっとしたら人一倍強いかもしれません(笑)。
とはいえ、だからこそ残念な機会にも遭遇しがちです。

余さずいただく「はじかみ」の佃煮
使い倒す非効率 聞き逃さない!だったが…
6月以降空きに至るまでは税理士業界の「閑散期」です。
個人の確定申告や法人の3月決算といった業務が一段落して、
年末調整の気配もない平穏な祈願となります(笑)。
閑散期は研修やセミナーが開催される機会も多い時期であり、
私もウェビナーを中心に参加しています。
研修のテーマや登壇される講師にググっと期待すると、
一言たりとも聞き逃せない!という気持ちになります。
とはいえ、いざ研修を受講してみると、自分の勉強不足や
経験の乏しさから理解が追いつかないことも多々あります…
欲張ろうとして空回りすることがちょくちょくあります(笑)。
使い倒す非効率 使い倒すと非効率!?
モノでもサービスでもコストをかけて成果に期待すると、
使い倒そうという気持ちが強まります。
たとえば、会計ソフトへの入力。
定番のソフトといっても機能は多々あります。
複式簿記での処理が基本ではあっても、入力方法となると、
- 仕訳帳
- 現金出納帳・預金出納帳
- 伝票入力
- Excelからのインポート
- 銀行口座からのデータ取り込み(クラウド会計)
と選択肢があります。
さらにAI-OCRにより入力の効率化を図ることもできます。
他方、すべての選択肢を使い倒さなければならないとは言えません。
データの取り込みが上手く機能している状況であれば、
あえて他の選択肢に手を出す必要はありません。
使い倒す非効率 使わないを見極める!
「月次決算」は定番の税理士のサービスです。
記帳や試算表の作成といった一連の会計処理に加えて、
- 資金繰り表
- 借入金管理表
- 納税予測
- 経営分析 etc
といった関連する資料の作成も可能です。
他方、月次決算も関連資料もそれ自体が目的ではなく、
月次決算や資料を経営に活かすことが目的です。
モノでもサービスでも使い倒す、損をしたくない
という発想は悪くありません。
反面、現状と合わない選択をしていると空回りや
非効率といった期待ハズレもありえます。
税務会計のモノやサービスの利用であれば、税理士と相談して
状況に応じた進め方がおすすめです。
蛇足
アイキャッチ画像は玉子かけご飯と新ショウガの佃煮です。
金沢市には「波自加彌(はじかみ)神社」という香辛料にちなんだ
神社があります。
毎年6月には「はじかみ大祭」といったお祭りも行われています。
「はじかみ」はショウガやワサビなどの古語のようです。
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