将来の改善像を想定してIT導入を進める!
IT利用でもアナログを残すか?

現状に問題を抱えている場合、改善は未来に向かって行います。

効率性やコスト、実行可能性などを検討するわけですが、
ITが欠かせないことははっきりしています。

とはいえ、ITのどうにゅうも利用も一律ではありません。

ITと将来 IT導入が細分化!?

IT導入は検討事項ではなく、どの程度実行しているかが問題
といった業界があります。

残念ながら、ビジネス・事業経営業界ではありません。

教育、とりわけ小中学校です。

政府の意向やコロナ禍でのリモート対応が影響したことで、
前世紀の教室とは様相が一変しました。

税理士として租税教室で登壇してみると、

  • 黒板もあるが大型ディスプレーもあり、
  • 生徒はタブレットで資料を共有、
  • 提出物はオンラインで

といった光景が日常的となっています。

IT導入もタブレット端末といったハードの導入だけでなく、
デジタル・オンラインでの対応まで及んでいます。

アナログ対応は残っているものの、、効率性重視の面では
IT導入を一挙に進めた印象があります。

ITと将来 デジタルへ移行!?。アナログ残留!?

うってかわってビジネス・事業経営業界でのIT導入には、
各事業者の事情を反映した違いがあります。

ハード機器の導入を含めてデジタル・オンライン化もあれば、
ハードの導入はともかく、アナログ処理を残すケースもあります。

たとえば、資料やデータと関連する書面とペーパーレスの対応。

あるいは、決済での現金・銀行窓口利用とキャッシュレス決済。

税務会計業務では納税の段階で対応の違いが現れます。

たとえば、源泉所得税の納付。

デジタル・オンラインでの処理であればe-Tax(イータックス)での
ダイレクト納付が選択肢となります。
 (効率化を実感できる機会を逃さない!)

一方、源泉所得税のデータの処理はパソコン・ソフトでのデジタル、
納付は書面の納付書を利用する選択もあります。

どちらもIT導入という点では共通していますが、どの程度踏み込むか
といった点では大きな違いがあります。

ITと将来 改善の目的は?

国税庁が源泉所得税の納付書の様式を変更することを予定しています。

A4サイズでの納付書ということで書面の管理では効率的です。

納付書様式をパソコンで処理できれば便利な印象もあります。

とはいえ、書面の納付書・非キャッシュレス決済である場合には、
書面の作成・管理・納税での手間が残ります。

IT導入による効率化には選択肢があり、事業者の実情は無視できませんが
改善を期待するのであれば改善の将来像や目的・意図は要確認です

段階的な改善もありますが、一挙に推し進めるケースもあります。

税務会計面での改善であれば、税理士の相談・サポートがおすすめです。

 

蛇足
アイキャッチ画像はサンマの塩焼きです。
9月になり底引き網漁が解禁になりました。
2025年(令和7年)はサンマ漁は順調のようです。
私は骨までしっかりいただきます(笑)。

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