税理士以外の選択肢を探そうか? 試験結果発表までの過ごし方
もやもやした悩みは正解探しよりも整理から。
夜明け前
税理士以外 試験終了後のぽっかり感
2021年(令和3年)8月、東京オリンピックやコロナ感染拡大のなか
税理士試験は無事に終了しました。
税理士試験は科目合格制や合格率の低さ以外にも特徴があります。
結果発表が12月と遅いことです。
試験から結果発表まで約4ヶ月あります。
試験終了後の自己採点から、
- 来年の再受験に向けて勉強する
- 未学習の科目の学習を開始する
といった受験続行・合格一直線の受験者もいます。
その一方で、税理士以外の選択肢を考える方もいるはずです。
私の場合は後者でした。
試験終了から結果発表までの期間がぽっかりした期間という印象が
今でも残っています。
税理士以外 税理士か、それ以外かをポジティブに
税理士試験の受験者は仕事と両立されている方が目立ちます。
受験者の勤務先というと税理士事務所や会計事務所が連想されますが、
全く別の分野に従事していることもあります。
前者の税務会計サービスに従事している場合、試験後の悩みは
- 試験を続行するか、止めるか、大学院免除を利用するか
- 勤務を継続するか、転職するか、独立するか
といった現状を背景に悩みを整理することになります。
後者の税務会計サービス以外に従事している場合には、
前者に輪をかけて悩みの幅が広がりやすいかもしれません。
資格は転職に有利という一般論はありますが、
- 年齢
- 経験や経歴
- 性別
といった観点からは誰にとっても同じように有利とは言えません。
私は就職氷河期と転職回数が重なったこと、税務会計業務従事が乏しかった
ということもあり、税理士以外の選択肢も考えざるを得ませんでした。
科目合格もあり、受験勉強してきたのに税理士以外の選択を考えることは
残念な印象かもしれません。
とはいえ、試験結果発表までの時間があることで、
柔軟な発想や判断の機会にもつながります。
税理士以外 できることはやっておく
8月の試験終了から12月の結果発表までのんびりするという
選択肢もあります。
おすすめしません(笑)。
私のように結果発表までがぽっかり空いているのであれば、
- 現在の就業先でのキャリアアップ
- 転職活動(税理士事務所もそれ以外も)
といった活動で選択や行動の幅を広げていくこともできます。
上記のような活動が必ずプラスになるとは言えません(笑)。
しかし、新たに試してみたことで、かえって自分のこれまでの蓄積を
冷静に見つめることができる可能性もあります。
税理士試験にとって無駄や無関係という発想から離れることで、
何をやっていくかはっきりするかもしれません。
蛇足
試験合格直前は通信会社に勤務していました。
FAX利用禁止やペーパーレス化に2010年代半ばに当事者として
従事していました。
何が役に立つのか・どう役に立つのか、わからないものです。
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