専門用語はフリガナ付きでサポート!
アレ・コレでの混乱を避ける!
専門用語を振りかざすのは暴力的な印象ですが、
使わなければ問題無しとも言えません。
専門用語の使い方と誰のために何の目的で使うか?
という方向性が使い方のキモになります。

コレはアレと似ている?
フリガナ付き ナヨロチョウ?
税務会計業務は会計・税法、さらに関連する法律があり厄介です。
事業経営に関連した税務会計分野に詳しい方であっても、
「相続」となると畑違いだったりします。
相続税の申告に限らず、相続の手続きで重要な不動産の確認では
「名寄帳」の収集が必要になります。
ナヨロチョウではありません(笑)。
「名寄」の2文字から特定の歌手や政治家を連想しがちですが、
「ナヨセチョウ」と読みます。
市町村役場で入手できる固定資産の一覧です。
実家が酪農業を営んでいたこともあり、私は税理士ですが、
「ナヨロ」→北海道名寄市→酪農・畜産を連想しがちです(笑)。
フリガナ付き 混乱して困るのは当事者!
事業経営での経理担当でも相続開始により相続人となった方でも、
税金に関連した専門用語と直面することになります。
専門用語や申告などの作成書類、税務署などの役所と
当事者にとって気が重くなるのは仕方ありません。
おまけに税理士が専門用語を立て板に水では息が詰まります。
無用な専門用語の羅列や使いすぎはマイナスでしかありません。
他方、専門用語の避けすぎや言い換えばかりでは、
- 話が冗長になる
- 応対する税理士としか対話が成立しない
- 当事者の理解やリテラシーが二の次
と残念な状態もあります。
専門用語は適切かつ簡潔な説明と「フリガナ」を付けると
グッと身近になります。
- 「名寄帳(ナヨセチョウ)」
- 家や土地などの固定資産の一覧
- 市町村役場で入手する
フリガナ付き アレ・コレを避ける!
相続開始以降に取り扱う資料は少ないだけでなく、
どれもこれも専門用語がつきまといます。
フワッとわかりやすく言い換えることありますが、
面倒になってくると「アレ」や「コレ」になりがちです。
取り扱っている当事者でさえ混乱しかねません(笑)。
相続手続きであれば、複数の相続人が関わることもあり、
お互いに離れて生活していることもあります。
ことばの行き違いが相続手続きを妨げることもあります。
専門用語だからと避けすぎずにフリガナや説明を加えて、
手続きを早く完了することが負担を減らすことになります。
蛇足
アイキャッチ画像は散歩中に撮影した花です。
Googleで検索してみましたが、バシッと特定はできず、
複数の該当する候補が挙げられました。
日常的に見かけていても知らないものですね。
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