9月から経理をスタートするおすすめと留意点
「新学期」の魅力に気づくのも大人目線です(笑)。
突然完熟しない柿
9月から経理 第3のスタート
日本は失敗を許容しない社会とよく言われています。
治安もよく安定している良好な面と対比的に、
日本の残念な面としてとりあげられる特徴です。
なんとなく、それもそうだなという想いが一般的です。
反面、日本では時期的なスタートが意外に多くあります。
まず、元旦1月1日。
1年間というわかりやすい区切りでのスタートとして
納得できるスタートです。
次に、新年度4月1日。
官公庁や学校での制度上の新年のスタートです。
また、企業でも3月決算を選択しているケースが目立つます。
冬が終わって、明るい春を迎える季節でもあり、
スタートと結びつきやすい印象です。
そして、新学期9月1日。
子供の頃であれば締め切り日の印象です(笑)。
大人、それもビジネス・事業活動をしている方には、
年末に向けてのスタートとなります。
9月から経理 ビジネスとの相性が良い理由
スタートと相性の良いことばが「心機一転」。
何かをきっかけにして、新しい試みに取り組むことです。
たとえば、9月と経理の組み合わせの心機一転。
秋以降、ビジネスではイベントが続きます。
- シルバーウィーク
- ハロウィンや秋祭り
- 紅葉での観光旅行
- お歳暮
- クリスマス
- 年末商戦
お金が関連する税金のイベントでは、
- 年末調整
- 確定申告
と大きな課題と並行して向き合うことになります。
8月までの経理状況を9月から心機一転する
という選択が魅力的にみえるはずです。
9月から経理 長丁場での短期決戦!?
秋から取り組む税金関連の処理は翌年1月以降も
法定調書や償却資産税と続きます。
税理士や税理士事務所のスタッフにとって秋から冬は、
税金での処理が続く長丁場の印象です。
とはいえ、そうした長丁場の対象だから余裕がある
という発想は誤解です。
たとえば、年末調整。
経営者や税理士が効率化した処理を企画しても
処理する対象は年内の給与です。
従業員・スタッフの協力無しの取り組みでは挫折します。
あるいは、確定申告。
実質的に有効な節税対策や資産形成の取り組みは
年内に限定されます。
さらに上記の取り組みでは、
- 今年の業績見込み
- 手元資金の状況
- 来年以降の資金繰り
といった検討を織り込んだ上での実行です。
取り組む対象が多い割には時間の制約が厳しい短期決戦
といった印象を受けるかもしれません。
9月から心機一転による経理の刷新はおすすめです。
これまでの状態ではできなかった期待も見通せます。
魅力があると同時に、
- 新しい試みへの理解や慣れが必要
- 時間(期間)の制約がある
といった留意点があります。
8月中はエアコンの効いたところで検討がおすすめです。
9月からの心機一転の魅力がみえてきます。
蛇足
アイキャッチ画像は柿です。
成熟して食べごろを迎える秋はまだ先ですが、
着実に成長しているようです。
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