スキルアップ無しでもできる経理効率化とは?
課題はツールとルーティンの絞り込み!
手応えのある成果がほしい!、できれば手っ取り早く!
といった悩みは珍しくありません。
税理士に丸投げするという選択もありますが(笑)、
それ以外での選択肢もあります。

春の味覚のコゴミ
それでも効率化 成果への道のり
事務処理・バックオフィス業務は地味な印象があります。
売上に直接響く営業に比べると成果がわかりにくい分野です。
地味とはいえ、業務の効率化は成果として認識されるので、
スキルアップとは無縁ではありません。
プログラミングやRPAを利用しての時短やコスト削減は
短期でも中長期でも大きな成果となります。
他方、スキルアップを前提とした成果だけを期待していると、
結局どれもこれも手つかずになりがちです。
スキルアップ以外での効率化を図る選択肢に魅力があります。
それでも効率化 スキルアップ無しでの効率化
経理業務を税理士に丸投げするという選択があります(笑)。
表面的には身軽になれますが、
- お金の管理が後手に回る
- 経営状況がわかることにはならない
- 根本的な解決の機会がなくなる
といった残念な面がはっきりと残ります。
地力をつける、しっかりしたスキルアップを図るのであれば
複式簿記や税金の仕組みの習得からがおすすめです。
加えてプログラミングなどができれば言うことがありませんが、
ため息が出そうになります(笑)。
手っ取り早く効率化して成果をあげるのであれば、
- ツールの利用
- 習慣化・ルーティン化
といったアプローチがおすすめです。
経理処理であれば、会計ソフトの利用が挙げられます。
ソフトの機能を余さず利用するという発想ではなく、
データの入力の早期化や利用に絞ります。
入力ではタッチタイピングができるようにしつつも、
Excelから会計データのインポートも選択肢です。
会計ソフトにデータを投入できれば元帳や試算表が作成され、
Excelにエクスポートして経営の管理に利用できます。
会計ソフトとExcel両方の利用が負担になりそうですが、
処理を限定してルーティン化すれば厄介にはなりません。
習慣化・ルーティン化は軽く考えがちですがおすすめの選択です。
大量で複雑な業務であっても、細分化して慣れてしまえば
気が重くなる業務にはなりません。
それでも効率化 スキルより絞り込み
効率化の選択をツールの利用やルーティン化に絞ってしまうと、
スキルアップで戸惑うことは少なくなります。
課題は使うツールと定着させるルーティンの絞り込みです。
試行錯誤の余地はありますが、当事者だけでは限界があります。
税理士のサポートを選択することがおすすめです。
業務の効率化は一度きりで終わるものではありません。
また、効率化した成果を経営につなげていくことが
本来の効率化の目的です。
中長期ではスキルアップによる効率化もありですが、
それ以外の選択肢の検討もあります。
蛇足
アイキャッチ画像は山菜の「コゴミ(屈)」です。
先端部がクルッと巻いているところに特徴があります。
コゴミと呼ばれるのは新芽の時期です。
成長すると「クサソテツ(草蘇鉄)」となります。
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