Excelユーザー定義関数とAIでいいとこどり!
プログラミング>UDF>関数!?
敬遠していたはずの機能に思いがけず再会した!?
といった印象です。
アプローチ次第で可能になることが増えそうです。
ユーザー定義関数 やっぱりもどかしい
税理士業をしていますと自己紹介すると、
- 会計ソフト
- 税務申告ソフト
といったツールの利用を想定されがちです。
間違いではないのですが、上記と併用している
- Excel
といった表計算ソフトの利用が不可欠です。
Excelには一口では言い表せないほどの機能があります。
その中でも「関数」や「VBA」は利用の仕方次第で
効率性を発揮することができます。
反面、とっつきにくい機能でもあります。
とはいえ、2023年(令和5年)からのAIの隆盛の成果で
関数の利用のハードルを下げる機会もでてきました。
(AIが利用できれば関数は不要になるか!?)
ユーザー定義関数 プログラミング?、関数?
AIを利用して関数の利用のハードルを下げることはできても、
処理のブラックボックス化は避けたい思いがあります。
Excelの「ユーザー定義関数(UDF)」はそうした点で魅力がある
選択肢になりそうです。
ただし、独力で使いこなすという無茶はしません(笑)。
ChatGPTに使い方を照会してみます。
ExcelVBAの利用ということが示されています。
ご丁寧にもサンプルコードまで用意してくれました。
指示に従って利用してみます。
まず、コピーしたコードをExcelに投入します。
次に生成したユーザー定義関数を利用します。
デフォルトには無い関数が登場しました。
ユーザー定義関数といっても利用方法は通常の関数と同じです。
結果は以下の通りです。
無事出力完了!
次に以前Googleスプレッドシートのアドインで試みた実験を
ユーザー定義関数を利用して再実験してみました。
以下はプロンプトとChatGPTからの回答です。
関数の利用方法も示してくれています。
Excelで上記のサンプルコードをユーザー定義関数として
利用してみました。
見慣れませんが関数の処理として扱えます。
結果は無事完了!、関数なので一挙に処理が進められます。
出力された結果が想定通りだったことも成果ですが、
- 処理の過程がコードで確認できる
といった面の成果も得られました。
ChatGPT出力のコードを理解できるかという問題はあります。
それでも、処理のブラックボックス化を防ぎつつ、
効率性を改善できる試みの選択肢は増やせます。
ユーザー定義関数 アプローチを更新してみる!
「ユーザー定義関数」は、
- プログラミングの成果を背景に
- 関数の形式で利用する
といった仕組みです。
お気軽に利用してみてください、とは言えません(笑)。
一方、ChatGPTを利用してアプローチしてみると、
負担は大幅に軽減されます。
必ずしも狙い通りの成果となるかはわかりませんが、
敬遠や食わず嫌いとはなりにくいはずです。
AIの機能や成果だけで問題を解決しようとするよりも、
- これまでの問題にAIを併用して再アプローチしてみる
といった選択も試してみる価値がありそうです。
苦手で敬遠していたはずが、常套手段になるかもしれません。
蛇足
失敗したユーザー定義関数はサクッと削除できます。
削除する「Module」→「Moduleの解放」に進みます。
「エクスポート」→「いいえ」を選択します。
ユーザー定義関数で処理していた結果は以下の通りとなります。
なお、一旦ユーザー定義関数を削除した場合でも、
再設定すると関数の処理も元通りとなります。
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