税理士が情報発信を重視する理由とは?
周旋事例集からお客様へのアナウンス
誤解やトラブルは事後対応より予防が肝心です。
税理士をお探し中の方はご参考にしてください。
周旋事例 情報発信と営業はセット
2023年(令和5年)は物価上昇が目立っています。
いつの間にか5割近く値段が上がってる食品も
あったりします。
そういった環境があることを考慮すると、
ウェブでの情報発信は相変わらず低コストです。
このブログのサーバー代や通信費だけであれば、
微々たるものと割り切れます。
ブログサイトも事務所ホームページもDIYなので、
個人的な労力でなんとか運営できています。
コスト面以外で自分で情報発信をするメリットは、
- 必要かつ誤解の無い発信ができる
- 情報の追加や修正が迅速にできる
といった点にあります。
情報発信と営業をセットととらえると、
スジの良いつながりです。
ウェブでの自分の発信手段がなかったとしたら、
外部に選択肢を探すかもしれません。
ただし、留意点が多々ありそうです。
周旋事例 周旋事例集とは?
税理士は各地の支部会に所属しています。
支部会では、会員=税理士であり、運営上役員がいます。
たとえば、「租税教室」運営担当の「租税教室推進部」。
確定申告期の相談に関わる「税務支援対策部」。
税理士のICT対応に関わる「情報システム部」。
(私も担当しています)
そして、税理士の活動に税理士法から関わる「綱紀監察部」。
日本税理士会連合会の綱紀監察部より、
- 「周旋に関する事例集」
といったレポートが税理士向けに公開されました。
税理士と依頼者の仲介にあたる「周旋」事業での
トラブル事例をとりあげた内容です。
税理士と周旋事業者間でのトラブルとしては、
- 税理士に料金だけ振り込ませ、顧客を紹介しない
- 低額報酬での顧客紹介
- 広告の自動更新による多額の請求
- 休日・昼夜を問わない営業電話 etc.
と税理士ならどこかで直面した事例が挙げられていました。
個々の税理士での予防や対応策が必要となります。
一方、「事例集」では依頼者を巻き込んだ問題もみられました。
周旋事例 ご依頼はどちらへ?
「事例集」にみられた一般依頼者が関連するトラブルでは、
- 無資格者が税理士業務を行っていた
といったケースだけではなく、
- 周旋事業者への高い割合での紹介料
- 税理士に承諾を得ていない事務所の掲載
- 税理士の意図とは異なる広告の掲載
といった事例が示されていました。
税理士への依頼に期待されている方にとっては、
残念な結果につながりかねないトラブルです。
情報発信のコストも労力もかからなくなりました。
反面、多すぎる情報に翻弄されるトラブルが増えています。
情報を発信する税理士側の管理は大切です。
同時に、税理士をお探しの場合には、
- 発信されている情報をもとに
- 目的や成果との釣り合いを検討して
- ダイレクトに問い合わせてみる
といった対策がおすすめです。
発信される情報が多くなるとトラブルもありますが、
トラブルの予防や期待する成果への選択肢も増加します。
蛇足
支部会の役員の役職も多々あります。
「経理部」は支部会の経理や決算書作成の担当です。
支部の決算書を役員の税理士全員で
一斉にチェックする光景は壮観です(笑)。
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