名門の正体 リモートでも可能か

何に価値があるかです。


いろいろな声をキャッチ。

名門の正体 価値を感じるとき

名門校や名門クラブといった存在があります。
何らかの行動や価値の実現に向けていくときに有望とされる組織に冠せられる称号です。
(受験やスポーツでは定番の称号ですね)

その組織にふさわしい人材を集めているからこそ実現できるという実態もありますが、部外者にとっては名門の名門たる所以(ゆえん)の方が気になります。

部外者から見ても、特別な施設等があることと「名門」が関連するとは思えません。
人脈や伝統というのも漠然としすぎています。

名門という称号の背景には、組織内にいるメンバー間での情報の交換が大きいと思われます。

名門の正体 情報の交換の連続

事業を継続させるために必要なのは、ヒト・モノ・カネと表現されます。
経営者のもとでそうした要素を結びつけて事業は運営されますが、運営を継続させるためには情報も必要です。

しかし、単一の組織内だけで集積される情報には限界があります。

このため、同じ業種の集まりで情報交換会と呼ばれる集まりがあります。
視点をずらすと、普段の情報交流が閉塞しているからこそ必要とされるともいえます。

名門とされる組織では、個々のメンバーの持っている情報が常時交換されています。
必ずしも意図としているというわけでもないでしょうし、善意に満ち溢れているとも いえません。

しかし、その組織内にいるメンバーが関わる情報がやり取りとされているということが有意義になります。
行動や判断の意思決定のときに具体的に参照できる情報にアクセスできることが、「名門」の価値といえます。

名門の正体 リモートでも名門は可能か

コロナウイルス騒動以降、感染の拡大の対策としてリモートワークが推奨されています。
リモートワークの推進自体が、働き方改革としての意味や今までの仕事の見直しに繋がっているので、この流れはしばらく続くと思います。

その一方で、体制の不備や業務上の都合からリモートワークが困難とされている事業者も明らかになってきています。
事業体制の不備自体は、改善の余地ありと判断されるべきところですが、リモートワークでは実現できていない価値にも焦点を当てたいところです。
業務運営上の確認というだけでなく、組織として実行していることが共有できているかをリモートワークでは意識的に確認する必要があります。

職場に集まるかリモートワークかといったどちらか一方の選択ではなく、どちらのケースでも情報の交換や共有は重要なはずです。

リモートワークが必要とされる状況は、そうした情報の交換の価値や共有も確認する機会になっているといえます。

 

蛇足
直接会ったときの快/不快も直感的な情報交換かもしれません。

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