コロナ禍での中小企業支援は続きます! 「中小企業活性化パッケージNEXT」とは?
支援の継続だけでなく、「NEXT」とバージョンアップしています。
活性化NEXT コロナ禍が終わる?
2022年(令和4年)9月、コロナ禍からの脱却が期待されつつあります。
コロナ禍は依然続いていますが、お祭りやイベントが再開されつつあります。
「3年ぶりに○○が開催…」といった報道が目立ちます。
コロナ禍や物価上昇でパッとしない雰囲気なので、
経済活動の上向きに期待がかかります。
一方で、不安になるのは中小企業の経営状態です。
コロナ禍対策での融資での返済が本格化しつつある状況では、
前途に不安があります。
経済産業省を中心とした「中小企業活性化パッケージNEXT」は
今後の不安を克服するために期待がかかります。
活性化NEXT バージョンアップ内容
「中小企業活性化パッケージNEXT(以下NEXT)」は3月に公表されていた
「中小企業活性化パッケージ(以下旧パッケージ)」を発展させた政策です。
3月に公表された「旧パッケージ」では、
- 資金繰り支援
- 収益力改善・事業再生・再チャレンジ支援
といった重点が示されていました。
「NEXT」では上記の継続だけでなく、強化が示されました。
「NEXT」での柱は以下の2点です。
- 経済環境の変化を踏まえた資金繰り支援の拡充
- 中小企業の収益力改善・事業再生・再チャレンジの総合的支援
まず、資金繰り支援の拡充。
支援の対象は現状と将来に向けられています。
新規の制度を創設したわけではなく、既存の制度を延長するないようです。
留意したい点は、支援ごとに異なる締切期限が示されていることです。
2つ目の「総合的支援」は以下の内容です。
支援を3つのフェーズに分類しています。
- 収益力改善
- 事業再生
- 再チャレンジ
3つのフェーズの枠組みは「旧パッケージ」から継続されています。
「中小企業活性化協議会」を通じて中央だけでなく地方機関との連携を強化する
ということが「NEXT」で強調されています。
活性化NEXT コロナ禍が続いている
「NEXT」の概要を眺めてみると、「旧パッケージ」との大きな相違はない
といった印象がありそうです。
世間の雰囲気や期待とは別にして、「NEXT」で示されている内容からは
依然としてコロナ禍が続いていることが読みとれます。
とはいえ、資金支援に注力されていた2020年のコロナ禍初期ではなく、
「ポストコロナ」を見据えたコロナ禍での支援が対象に含まれています。
「中小企業活性化パッケージNEXT」を利用するためには、
現在と将来の経営動向を盛り込む必要があります。
施策の継続や更新、強化といった変動はありますが、
経営での経理や管理の重要性は変わりません。
蛇足
「パッケージ」・「NEXT」・「フェーズ」etc.
「やさしい日本語」版での告知も必要ですね。
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