税務会計業務は細分化で攻略する!
いつまでに・何を・どのように細分化するか?
税務会計業務は知識や経験ががっつり要求される
というイメージがあります。
残念ながらハズレとは言えません。
とはいえ、丸投げ・外注で経営の数字から遠ざかっては
経営に不安を残します。
「細分化」から税務会計業務を見直すことができます。

これは分けない(笑)
細分化で攻略 丸投げ・外注で遠ざけない!
税務会計業務は何かととっつきにくい印象です。
- 複式簿記や所得税・法人税・消費税の税金
- 会計でも税金でも専門用語の羅列
- 決算書や申告書の様式 etc
知識や経験のない方にとってはわかりにくいだけでなく、
どこから手を付けるかすらわからないかもしれません。
丸投げや外注で遠ざけたくなるのも無理はありません。
他方、税務会計業務を「細分化」していくことで、
成果を経営に反映させることもできます。
細分化で攻略 いつまでに・何を・どのように?
一口に「細分化」といってもまだ大雑把です(笑)。
税務会計業務では、いつまでに・何を・どのように細分化するか?
といった整理ができます。
事業経営は1年間を区切りとしていますが、年次だけでなく、
「月次」による期間の細分化もできます。
いわゆる「月次決算」であれば、
- 証憑の管理(◯)
- 領収書・請求書の保管
- 補足のメモ等の追記
- 会計データの入力やソフトへの取り込み
- 適切な勘定科目、消費税区分を反映
- 月次決算の確定
- 残高の確認
- 異常値の確認
- 経営の分析、納税の予測等
- 月次段階での検討(◯)
- 直近の課題と対応
といった細分化ができます。
経営者だけでなく、税理士との協働による業務の細分化であれば、
上記の「◯」印が経営者が中心となる役割です。
税務会計の処理や検討の段階では税理士が役割を分担しつつ、
経営者は経営の管理や判断に集中します。
細分化で攻略 数字の根拠から離れない!
税務会計の体系だった知識全体を理解しようとすると、
膨大な量に圧倒されてフリーズしてしまいます。
他方、会計や税金の要所、判断すべき仕組みの理解であれば、
困難ではありません。
税務会計業務の細分化や役割分担抜きでの丸投げや外注化は
結果的には経営の数字から遠ざかる原因につながります。
わかりにくい税務会計業務からの解放を期待して
かえって足かせを増やしてしまうかもしれません。
「細分化」は目新しさのないアプローチですが効果的です。
税理士との協働やサポートが身近になる選択肢です。
蛇足
アイキャッチ画像は「東京ミルクチーズ工場(シュクレイ 東京)」です。
実家が酪農業を営んでいたためか、牛のイラストが目につきます。
「耳標」を描き足したくなりそうです(笑)。
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