複数の士業で事業経営のリスクに対応する!
違う視点があるから保険と予防対策									
		「士業」と一口に言ってもいろいろあります。
2025年(令和7年)の石川県だと「力士」が目立ったり(笑)。
それはともかく、事業経営を力強く支える士業という観点からは、
複数での関わりがおすすめとなります。

複数のキャラクターで盛り上げる
複数の士業 関連分野は補強対象だが…
税理士は「士業」の中でも比較的関わる機会が多いはずです。
- 所得税での確定申告
- 相続・贈与税
- 小規模事業経営
接点が多く、会計や税金に限らず質問されることがあります。
たとえば、「相続」での依頼とは言いつつも相続税ではなく、
「登記」についてだったり…
 (登記は「司法書士」が担う業務です)
税理士として直接取り扱うことはないものの、隣接する業務であれば
知識や情報を補強しておく対象となります。
とはいえ、補強であって代行してやろうというわけではありません。
複数の士業 違う視点、冷や汗!?
先日、所属している税理士会支部で社会保険労務士による研修がありました。
社労士は税理士業、とくに毎月の給与・社会保険等の分野で関わります。
同じテーマを違う視点で見ている士業の一つとなるわけです。
たとえば、「扶養」。
税金(所得税)と社会保険では収入の基準で違いがあります。
- 期間と判断方法
- 税金;その年(1月~12月)の収入
- 社会保険:認定日以降の1年間の「見込み収入」
 
- 収入の範囲
- 税金:課税対象の給与(非課税通勤手当等は含まない)
- 社会保険:非課税の通勤手当や非課税の年金なども含める
 
収入要件次第では扶養から遡って外れる可能性もあり、
国保・国民年金の加入や扶養手当の変換での負担が生じます。
税金と社会保険の扶養の違いがあることは知っていても、
対策や影響の大きさを知ると冷や汗が出る内容です。
複数の士業 保険と予防対策
士業にはそれぞれの専門分野があります。
税理士であれば税務会計、社労士であれば社会保険・労務分野です。
士業はそれそれの専門分野でのサービスを提供しているわけですが、
同じテーマの分野を違う視点から扱うことがあります。
あるいは、一つの士業では扱わないテーマやリスクに対して、
それぞれの専門的な観点から対策を検討します。
事業経営のリスクは一つでもなければ、対策もそれぞれ異なります。
保険や病気の予防のワクチンを使い分けることににています。
税理士、社会保険労務士、司法書士、行政書士、弁護士etc
事業経営のリスクには複数の士業での対応がおすすめです。
蛇足
アイキャッチ画像はアルプラザ小松(石川県小松市)で撮影しました。
2025年10月に無印良品やロフト、地元で定評のある飲食店が
テナントに加わりました。
ハロウィンの時期とも重なり、活気が戻った印象でした。
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