会計処理の計算過程の確認方法とは?
仕訳・帳簿・試算表のつながりを再確認!
仕事でも勉強でもミスは避けられません。
とはいえ、ミスの被害を最少化したり訂正できる
といったフォローは必要です。
会計処理で登場する仕訳・帳簿・試算表のつながりが
計算過程の確認方法とつながります。

美味しさにつながる
会計の計算過程 ミスはつきもの
誰にだってミスはあるさ、にんげんだもの(はやしとものり)
と言いたくなるときがあります(笑)。
会計処理、簿記は一つ一つの処理はコンパクトですが、
まとまるとズッシリした重さを感じます。
ちょっとのミスが利益や税額をガラッと変えたり、
判断を間違えさせることになります。
ミスを最少化したり訂正できるようにしていくことが
現実的な対応です。
簿記は機械的な単純作業と誤解されやすいのですが、
処理の過程を理解しておくことでミスに対処できます。
会計の計算過程 仕訳・帳簿・試算表のつながり
簿記の処理の過程は、
- 仕訳 → 集計 → 転記 と展開し、
- 仕訳帳・総勘定元帳・試算表がつながる
といった仕組みとなっています。
会計ソフトの使用を前提にすると、仕訳を入力すれば、
集計・転記が自動的に処理されます。
順当に確認しようとするのであれば、まず仕訳から確認します。
他方、逆から会計処理を確認していくこともできます。
会計処理が一旦済んだところで、
- 試算表 → 総勘定元帳 → 仕訳帳
と処理をさかのぼることで確認することもできます。
たとえば、以下の取引と会計処理。
【前提取引】
-
4月1日 商品を現金で 100,000円仕入
-
4月5日 商品を現金で 150,000円売上
-
4月10日 事務所家賃を現金で 50,000円支払い
試算表が以下のように作成されていたとします。
想定外の値があれば、総勘定元帳で確認します。
該当する仕訳帳も確認して、処理を訂正していきます。
試算表では処理の累計額がみられるため、異常な値や
想定外の数値が目立ちやすくなります。
簿記の計算過程は仕訳・総勘定元帳・試算表のつながりで
確認や訂正ができる仕組みとなっています。
会計の計算過程 ミスにつながらない環境が優先
簿記の仕組みを理解していれば、ミスの最少化や訂正にも
対処できるようになります。
とはいえ、ミスにつながらない環境づくりが優先です。
- 処理を溜め込まない
- 手入力よりデータを利用しての入力
- クラウド会計
- OCR
- Excelでのインポート
会計ソフトを利用しているとミスの訂正処理は容易です。
うっかりすると、ミスがあっても訂正できるから問題なし
と誤解しそうです。
ミスが発生しやすい環境では、確認の過程に時間が必要となり、
会計処理の結果を利用しての判断が曖昧かつ先送りとなります。
簿記の仕組みを理解しつつ、ミスを発生させない処理が最優先です。
蛇足
アイキャッチ画像は「Haku(石川県白山市)」のモンブランです。
シフォンケーキにモンブランの組み合わせでした。
定番とは違うモンブランのデコレーションが魅力ですね。
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