タスクの細分化で効率化と協働を実現する!
細分化した困難を抱え込まない!

「困難は分割せよ」は問題解決の黄金律です。

とはいえ、発言者がデカルトといった天才だったりするので
ことば足らずかもしれません。

天才以外は単独での解決に走らないことがおすすめです。

困難なタスクでも!

タスクの細分化 困難がわからない!?

膨大な漁の処理や手がけたことのない作業に出くわすと、
途方に暮れて手が付けられない状況になります。

そんなときには「困難は分割せよ」は福音に聞こえるはずです。

分割した小さな課題であれば個別に取り組んでいくことで
全体での処理の達成につながるはずです。

とはいえ、どうやって分割するのか?という問題も出てきます(笑)。

たとえば、税務会計の処理。

資料やデータが散在するなかで混乱していると時間を空費します。

タスクの細分化 分割の軸を整える!

困難を分割する「軸」の設定が必要です。

税務会計の処理は1年を単位としているので「時間軸」での分割ができます

  • 日次タスク

    • 現金出納帳の記録

    • 領収書・請求書の整理(発行・受領)

    • 売上・仕入の記録(システムやExcel入力など)

  • 月次タスク

    • 預金口座の入出金照合

    • 請求書の発行・入金管理

    • 給与計算・源泉所得税計算

    • 消費税の区分(課税・非課税)のチェック

  • 四半期/半年タスク

    • 消費税の中間納付(必要な場合)

    • 源泉所得税の納期特例(7月・1月)

    • 社会保険料の算定基礎届(7月)

  • 年次タスク

    • 決算整理(減価償却、引当金、棚卸資産評価など)

    • 法人税・消費税・地方税申告

    • 法定調書合計表、償却資産税申告(1月)

    • 年末調整関連(11月〜1月)

ズラッとタスクを並べてみると、タスクが増えているようにみえますが(笑)、
日次・月次・四半期/半年・年次と分けるとボリュームは限定されます。

「困難は分割せよ」は一度きりとは限りません

次は役割の分担、協働での分割が可能です

タスクの細分化 協働も効率化も!

困難を分割したからといって経営者や担当者だけで処理を完結させる
という必然性はありません。

むしろ、追加の「軸」で分割を進めて協働化することがおすすめです

税務会計の処理であれば、

  • 資料・データ処理‐入力、スキャン、ファイリング
  • 検討・分析の処理‐勘定科目の選択、消費税区分、会計処理の選択
  • 専門特化した処理‐決算整理仕訳、税務申告書作成、税務調査対応
  • その他‐経営関連資料の作成

といった分割により経営者側と税理士との協働が期待できます。

困難を分割する「軸」が整って混乱なく業務が進められれば、
効率性の改善にもつながります

細分化した困難を抱え込まないようにする工夫がおすすめです。

 

蛇足
アイキャッチ画像は実家で使っているご飯茶碗です。
日本税理士会連合会のマスコット「にちぜいくん」と同じ
フクロウがデザインされています。
知人から秋祭りの赤飯をいただきました。
猛暑の2025年(令和7年)も秋に入りつつあります。

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