手土産とプレゼン資料のしくじらない共通点とは?
個包装・期限・手間をかけさせない
「炎上」という物騒なことばに出くわす機会が増えました。
注意や配慮が欠けた結果とウェブ、SNSが重なると、
負のケミストリーとして「炎上」するようです。
「炎上」の発火点である当事者が事態に気づかない
といったことも問題をこじらせます。

うれしいお土産
手土産とプレゼン ここでもチェックリスト!?
アイキャッチ画像は知人の北海道土産の「美冬(石屋製菓 札幌市)」です。
いちごの風味とミルフィーユの食感をおいしくいただきました。
定番の「白い恋人」も同梱されており、時間をかけて楽しめます(笑)。
手土産の選択は送る相手への配慮が欠かせないこともあり、
定評のある品物でも悩ましい対象です。
私は手土産の選択には、
- 個包装
- 保存性
- 片付けなどの手間をかけさせない
といった点を基準に選択しています。
手土産を持参する状況がわからない、受け手に負担にならない
という点への配慮を前提にしています。
手土産とプレゼン しっかりした残念な資料!?
税理士業で税務会計の説明を期待される要望もあるので、
スライド資料を作成することがあります。
資料を作成していると、ついつい情報を盛り込み過ぎたり、
些末な事項や例外まで言及しがちになります。
お土産コーナーであれもこれも買い込んでしまうことに似ています。
資料の内容が重要ではあるものの、
- 伝える対象を絞り込む
- 伝える内容の短期、中長期の区別
- 現状の課題以外を棚上げしておく簡潔さ
といったスライドの作成方針を維持するようにしています。
伝える内容が同じでも、スライド資料と解説書は異なります。
重要度や優先順位の取捨選択をはっきりさせた資料が
受け取る側にとって必要です。
手土産とプレゼン 当事者が気づかない!?
スライド資料は受け手にとって大切なはずですが、
残念なズレに気づかないことがあります。
たとえば、会計業務と税務申告の処理の量の違い。
「会計業務」と「税務申告」のことばだけを並べて
平板に説明してしまうと誤解されそうです。
会計:申告=50:50といった想定でとらえられていると、
申告期限に炎上しかねません(笑)。
スライド資料はコミュニケーションの有効なツールですが、
それだけで課題を解決できるツールである必要はありません。
面談や応対を通じてのフォローで誤解や不足をカバーします。
手土産とは違って、スライド資料には送り手からのフォローが続きます。
蛇足
個包装のお菓子、羊羹などのパッケージをみていると、
機能だけでなく、利用のしやすさが秀逸です。
とはいえ、それでも「炎上」は発生するわけで(笑)、
トラブルの火種はどこにでもありそうです。
(参考「とらや 羊羹 土産 炎上」で検索)
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