税理士との初回面談で何を確認するか?
税理士認証カードが第6世代へ!
税理士への依頼は中長期になることが多いので、
新規の依頼は気が重くなるかもしれません。
一方、現状の税務会計上の課題や不満を解決する
といった仕切り直しの機会でもあります。
二の足を踏まない対策の出番です。

第6世代は赤色
初回の面談 第6世代のカードへ!
アイキャッチ画像中央にあるのは第6世代の「税理士認証カード」です。
2025年(令和7年)8月より第5世代のカードの後継として税理士会より
税理士に交付されています。
税務申告は書面での提出もできるものの、所得税・法人税・消費税は
電子申告(e-Tax)が主流です。
税理士がお客様・納税者の申告を代理で送信するにあたって
税理士であることを証明するためにカードが必要です。
代理で電子申告ができるカードを利用できることが税理士の証
という見方もできます。
初回の面談 何を確認すべきか?
電子申告に税理士のカードは必要ですが、お客様から提示を求められた
ということはこれまでありません。
というよりも、カードの存在をご存知ないかもしれません(笑)。
税理士としtての証明はバッジや「税理士証票」が一般的です。
それすらも確認されませんが(笑)、知っておいて損はありません。
税理士との初回の面談では、ニセ税理士ではないことを前提に(笑)、
以下の事項を税理士に確認していくことが定石です。
- 誰が対応するか?
- 税理士 or スタッフ
- サービス内容の確認
- 例‐記帳代行を含むか?
- 会計ソフトなどの自社ツールへの対応の可否
- 料金
- 関与スタイル
- 訪問頻度‐毎月、隔月、年一
- コミュニケーション手段
- メール、チャット、ZOOM、電話
- その他
- 資金繰り・融資対応
- 経営分析
- 事業承継
初回面談=料金の交渉という誤解があるかもしれません(笑)。
料金も大切な確認事項ですが、中長期の関与を前提にして、
課題や不満を解決していくことが建設的です。
初回の面談 課題と不満の棚卸し
経営で抱えている課題や現状の不満を解決する選択肢として
税理士の関与があります。
課題や不満の解決、経営者や自社と相性の良い税理士
といった整理をしておくことがおすすめです。
料金やサービスの一般的な情報はウェブで検索できますが、
個別具体的な対応には一歩踏み込んだ面談が必要になります。
ウェブであらかじめ情報収集を進めて絞り込んでみると、
話すべき内容の解像度が上がります。
税理士の情報収集を通じて、税理士に期待していることへの
アタリ・ハズレがはっきりします。
現状の課題や不満を放置しない選択がおすすめとなります。
蛇足
第6世代のカードを受け取り、利用開始手続きを進めています。
マイナンバーカードとの連携もあり、第5世代との違いがあります。
カードの有効期間が10年と第5世代の5年間の倍になりました。
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