会計処理は途中経過にも成果があります!
ゴールから逆算を取り違えない!

「ゴールから逆算」の発想は魅力的なとらえ方ですが、
うっかりすると誤解の原因にもなります。

過程にも注目する必要があります。

成果を取り損ねているかもしれません。

実りに期待

途中経過 雑草対策と水回り

アイキャッチ画像は外出時に撮影した稲です。

早生品種の「ハナエチゼン」で、お盆以降に刈り取り予定だそうです。

2025年(令和7年)は米価格が社会問題になっているので、
米の出来栄えに期待が高まります。

稲の栽培は田植えや稲刈りの時期が注目されがちですが、
成長途中も農作業は続いているようです。

水田に生える雑草の除去や水量の管理が大切な作業であり、
炎天下で作業や水回りをしている光景がみられます。

田植えや稲刈りだけで期待する収穫が得られないことが
素朴にわかる光景です。

途中経過 ゴールから逆算の誤解

「ゴールから逆算」して仕事を進める発想は効率的であり、
目的を見失わないことでも有効です。

とはいえ、うっかり誤解すると残念な一面もあります。

たとえば、会計処理のとらえ方。

ゴールや成果を決算書の作成や税務処理としてとらえると、

  • スタートや起点は会計データの入力
  • データの入力を速く済ませればOK
  • データの入力をまとめて済ませれば効率的

といったとらえ方となりがちです。

会計処理を帳簿の作成、決算書・申告書の作成と割り切ると
無理のないとらえ方です。

反面、会計処理の途中経過で得られたはずの成果を
取り損ねる残念な選択になりがちです。

途中の経過をちゃちゃっと済ませればOKとは言えません

途中経過 成果を取り損ねない!

会計処理は途中経過でも成果を期待することができます

たとえば、資金繰りの管理。

現状の会計データを元にして直近の資金繰りを計画、
経営判断に反映させることができます。

あるいは、売上や原価や利益の管理。

期中での「月次(げつじ)決算」や「試算表」の段階でも
判断材料として無視できません。

投入する会計データや出力される決算書・申告書が同じでも、
経営への成果には違いが生じます

会計処理では途中経過からも成果が得られます。

タイムリーかつ適切な会計処理は目新しくはありませんが、
見直してみると取り損なっている成果に気づくはずです

 

蛇足
米の栽培が盛んで子供の割合も多い地域では「虫送り」も
毎年行われています。
下記は石川県野々市市(ののいちし)での虫送りの会場の光景です。

住宅地が多いことなどの理由からたいまつの一部をLEDに代替したりと
試行錯誤も加えつつ開催されているようです。

<ご案内>

■林友範税理士事務所

ご依頼はこちら

■災害と税金の情報

災害と税金