アナログのデジタル化はどこまでやるか?
自己目的化での徒労感はスルー!

行動や実勢には目的や目標が欠かせません。

反面、設定した目的がひとり歩きしてしまうと、
徒労感が目立ちます。

目的や目標を見失わない折り合いのつけ方も
確認がおすすめとなります。

どこまでも2足歩行

どこまでやる とりあえずアナデジ!?

居酒屋で最初の注文するときに「とりあえずビール」は
ハズレが少ないので多用されます。

必ずしもビールが最善でも唯一でもない選択でも、
大多数の注文をそれなりにカバーできます。

仕事を進めるうえでも、「とりあえずデジタル化」は
ハズレになりにくい選択です。

アナログの記録ではデータとしての活用には
限界も制約もあります。

電話やファクスよりもメール・チャットを利用、
手書き・電卓ではなくExcel・会計ソフトの利用です。

デジタルをアナログ化することは通常ありません。

とりあえずアナログをデジタル化する選択となります。

どこまでやる デジタル化がひとり歩き?

ペーパーレス化もアナログからデジタル化の一例です。

書面を介在しないことで、データをデータとして
共有することも利活用も出来ます。

他方で、アナログの書面・紙を全てデジタル化するか?
という点では場合分けが必要になります。

たとえば、手書きのメモ。

必ずしもデジタル化すべきとは言えませんが、
後日の検索や継続しての参照の可能性があります。

私は手書きのメモは「Evernote」に転記しています。

あるいは書面資料のPDF化。

手書きのメモと同じようにデジタル化の対象です。

とはいえ、全ての資料をデジタル化すべきとは言えません。

スキャナや複合機を利用すれば書面をデジタル化できます。

他方で、デジタル化が自己目的化してしまうと、
「死蔵」されたデータが残るのみです。

デジタル化の処理や運用に手が回らない、継続できない
といった状況であれば、割り切りも必要です。

フリーランスや小規模な組織であれば、

  • アナログをデジタル化した後のデータの利活用

といった検討がデジタル化の判断基準になります。

どこまでやる 徒労感に注意!

デジタル化は利活用の想定なしではパッとしない結果になります。

処理の効率化、コストの削減、これまでできなかったことの実現
と期待と振り返りの対象になる効果の確認がおすすめです。

経営での記帳業務の効率化のために銀行口座のデータ、
CSVファイルを利用することができます。

その一方で、従前の書面での帳簿も作成していたのでは、
かえって処理の負担が重くなります。

処理が不一致であれば、さらに混乱まで加わります(笑)。

アナログのデジタル化はおすすめですが、

  • 何を対象に
  • どのような目的で、
  • どういった状態に移行するか?、
  • 従前の処理とどう折り合うか?

といった確認や振り返りが必要になります。

デジタル化が自動的にプラスの効果になるとは言えません

徒労感に陥らないようにする判断が必要です

 

蛇足
アイキャッチ画像はホームセンターで購入したサンダルです。
トング(鼻緒型)サンダルは選択肢が少なめです。
暑い日が続くので、サンダルを履く機会も続きます。

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