税務署からの電話を回避する書類とは?
税務代理権限証書にサインとチェックしましたか?
役所もメール・オンライン対応が増えていますが、
どこでも例外はあります。
その一つが税務署。
長電話が好きな人でも着信拒否したいかもしれません(笑)。
慌てない、真っ当な選択での不安と負担の回避策があります。
税務署の電話 不吉な予感!?
早朝や夜中に電話がかかってくると不吉な印象です。
私は家族への連絡でも、朝9時以前・夜21時以降の電話は避けます。
仕事で電話をする機会はほとんどありませんが、上記の時間帯や
土日祝は避けます。
他方、時間帯にかかわらず不吉な様相を呈する相手先が税務署です。
「〇〇税務署の□▲ですが、…、」と電話がかかってくると、
特殊詐欺だったら無視できるのになぁ、と思ったりします(笑)。
税務署とつながりの深い税理士であっても何事か?と身構えます。
一般の納税者にとって税務署からの電話で慌てることは無理がありません。
税務署の電話 税務代理権限証書にサインしましたか?
申告・納税制度は納税者からの一方通行ではありません。
税務署からの問い合わせや調査がある双方向で成り立っています。
とはいえ、納税者にとって税務署との応対は負担となります。
税理士に依頼すれば負担を回避できるのでは?、という発想は
当たってはいるものの、充分ではありません。
税務署への対応を税理士に依頼する場合、
- 「税務代理権限証書」にサインとチェックして提出する!
といった手続きも申告とセットで行うことになります。
「税務代理権限証書」を税務署に提出することで、税理士が納税者の代理となる
ということが示せます。
「調査の通知」にチェックが入っていれば、税務署からの調査の連絡の通知は
税理士に向かいます。
依頼者が電話をとって動揺する事態が防げるわけです。
調査の結果、追加の納税がないといった場合の通知も税理士にのみとする
といった選択も可能です。
(「調査終了時点において更正決定等をすべきと認められない場合」)
税務署からの通知が直接納税者に届かない点は負担軽減ではありますが、
調査の結果次第では納税者に追加の負担がかかることもあります。
税務署からの通知の全てを税理士宛にしてしまうかは判断が分かれます。
(「調査の結果、更正決定等をすべきと認められる場合」)
税務署の電話 どんな依頼をしましたか?
税理士には税務代理といった納税者の代理となる業務が可能です。
税理士が納税者(依頼者)の代理をするのであり、勝手に手続きする
というわけではありません。
とはいえ、申告手続きの複雑さや不慣れな場合には誤解もありそうです。
税理士への依頼の際には、税務代理権限証書への記載・チェック事項も
確認がおすすめです。
適切に納税者の負担を軽減できる仕組みとしての効果があります。
蛇足
アイキャッチ画像は氷室まんじゅうです。
石川県加賀地方の7月1日に無病息災を願う風物詩です。
スーパーなどでは複数のお店の氷室まんじゅうが揃えられ、
食べ比べされる方もいるようです。
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