地元金融機関とつながっていますか?
アナログでもデジタルでも!
経営に欠かせない要素はお金です。
「ウチは現金商売!」といっても、金融機関の利用なしでは
持続的な経営はおぼつきません。
身近なはずの金融機関とどうつながっているか?
危機だけでなく日常の経営でも大切な関係です。
地元金融機関 令和6年能登半島地震と事業継続
私の住んでいる石川県では、2024年(令和6年)の最大の事件は、
「令和6年能登半島地震」です。
地震発生から半年以上が過ぎても被災家屋の撤去などは道半ば、
これから本格化といった状況が続いています。
一方、事業・経営でも厳しい状況が続いています。
政府の支援措置があるとはいっても、金融機関を交えて事業を継続
といった状況があります。
メディアでもそうした状況が伝えられていました。
(2024年7月6日 NHKスペシャル「うちらがせんと誰がする」)
奥能登で活動している「興能信用金庫」と「のと共栄信用金庫」による
事業継続の支援などが報じられていました。
融資に限らず、営業や事業の譲渡までをカバーする対応が
両信用金庫によりとられていました。
小規模な経営では、身近な金融機関とは資金繰りだけでなく、
事業・経営の継続にわたってつながることが伝わる内容でした。
身近な金融機関とのアナログなつきあいとも言えます。
地元金融機関 BaaS事業を開始!
能登地方では被災対応として、身近な金融機関による
アナログな面での対応が印象に残ります。
他方、身近な金融機関でもデジタルでの対応が目立つこともあります。
石川県内で唯一の地方銀行である「北國銀行」は「BaaS」事業を開始
といった展開を進めています。
BaaS(Banking as a Service)とは、企業が運営するサービスにクラウド経由で
銀行機能を提供する仕組みです。
北國銀行のBaaS事業では「Finswer」のサービスと提携することで、
バックオフィス業務の効率化につなげるようです。
経理業務の煩雑な処理をペーパーレス・データ連携・自動化で対応し、
効率化につなげるようです。
対応する経理業務も幅広く示されています。
地方銀行といった身近な金融機関ですが、デジタル対応推しです。
地元金融機関 アナログでもデジタルでも!
信用金庫も地方銀行も身近な金融機関です。
どちらも事業・経営に近い距離感があります。
融資や資金繰りといった面でのつながりだけではなく、
営業・事業の譲渡、さらに経理業務にも関わります。
金融機関では支店の統廃合が続いている状況もあります。
アナログであれ、デジタルでの対応であっても、
身近な金融機関とのつながりは無視できません。
身近な金融機関とのつながりを見直すこともおすすめです。
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蛇足
アイキャッチ画像は実家で栽培しているナスビです。
順調に成長しているようです。
ナスビは漬物、煮物、揚げ物、焼き物と活躍するので、
夏には欠かせない野菜ですね。
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