会計処理の大技・小技・裏ワザとは?
脱・力攻めのデータ投入とは?

「スキル」という表現よりも「技(わざ)」に魅力を感じる
という方も多いかもしれません。

「大技」もあれば「裏ワザ」もありますしね(笑)。

技の組み合わせ、コンビネーションも魅力です。

いろいろ投入されたフィナンシェ

会計処理の技 脱・力攻めのデータ投入

会計処理は淡々と黙々とこなしていく印象です。

間違いではありません。

会計ソフトに取引のデータを投入しないことには
帳簿も試算表も決算書できません。

他方、データの投入が手入力に限定されるわけではありません。

むしろ、手入力での力攻め・荒技重視の方法を見直すことで
会計処理の効率化が期待できます。

会計処理の技 大技・小技・裏ワザ

あえて会計処理の効率化の手法を「技」ととらえてみると、
「大技」・「小技」・「裏ワザ」と表現できます。

■大技

クラウド会計」の導入が挙げられます。

データの入力というよりも外部のデータの連携により
会計処理を進めることになります。

給与計算やバックオフィス業務も関連する可能性があり、
会計処理にとどまらない効率化も期待できます。

ITの活用では「AI-OCR」の利用もあります。

■小技

仕訳辞書」の利用は地味ですが効率的な入力やミスの防止に
効果的な選択肢です。

定型でも複雑な給与の仕訳をテンプレート化しておくと
グッと効率よく入力できます。

会計ソフトへの入力だけでなく、操作性に優れているExcelに入力して、
データを会計ソフトに「インポート」することもできます。

コスト面での追加負担もないので、とりかかりやすい技です。

■裏ワザ

「銀行振替」勘定や仮受金・仮払金勘定を使っての入力や、
現金勘定を使わない入力方法があります。

データの確認を一時的に棚上げしたり、現金の管理をスルーと
時間のやりくりに利用できる技です。

根本的な効率性の改善というよりは直近の手詰まりを解消する
といった点で有効な技になります。

会計処理の技 技を使う目的は?

ルーティン化されている地味な印象の会計の入力処理ですが
工夫や選択次第ではグッと改善が可能です。

とはいえ、会計処理の各種の技の選択や利用は手段の一つです。

効率的な処理の結果、負担が減少することや時短にはなりますが、
もっと欲張ることがおすすめです(笑)。

会計処理を効率化することで月次決算の早期化や経営の管理
といった成果につなげることができます

技を利用する目的がはっきりしていると選択や見直しに前向きになれます。

技は使い分けも複数組み合わせて使うこともできます。

目的をはっきりさせながら税理士と協働で技を使ってみることがおすすめです。

 

蛇足
アイキャッチ画像はフィナンシェ(イルグラーノたかぎ 石川県能美市)です。
抹茶入りは見た目からもわかりますが、米粉も使われています。
食感が軽めで美味しくいただきました。

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■林友範税理士事務所

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