都市と地方 車からみる違い

今更ですが、違いはあります。

1都市と地方 車ありなし
2地方の車生活あるある
3車レスはありか?

都市と地方 車ありなし

都市と地方の違いは色々ありますが、日常で目立つ違いは車です。

都市での生活ではオプションですが、地方では必須の存在です。
単純に人口密度が低く公共交通機関が少ないので、地方での車は移動のためのプライベートインフラとも言えます。

一方、車が自己顕示欲を満足させたり、ステイタスシンボルであったりすること(ドヤ顔)は都市も地方も変わりません。

車が身近な生活スタイルを変えているところもあれば、生活スタイルを維持しているところもあります。

地方の車生活あるある

車が生活スタイルを変えている例では、

「モーニングサービス」
都市では朝の日常風景です。コーヒー・トースト・ゆで卵などで食事をしつつ、パソコンやスマホを見ていることも多いでしょう。
地方では車通勤が大半なので、朝食をとらない人や自宅で済ませている人以外の朝食は、車内です(笑)。
コンビニで買ったものを運転したり、コンビニで駐車しながら食べているわけです。
(東京などのコンビニのように駐車料金もとられません)
食後の化粧・髭剃りなども車内でしている姿はよく見かけます。
(とくに渋滞が多いところで見かけます)

「自転車通勤・送り迎え」
地方ではやはり稀な光景です。
私の住んでいる北陸の気候のせいもありますが、あまり見かけません。
自転車通勤=公務員・団体職員の印象です。
(公務員・団体職員の場合、車通勤が原則禁止で公共交通機関利用のケースもあるからです)

「ちょい飲み」・「せんべろ」
車生活中心の地方では、ちょい飲みも泥酔も同じです。
ちょい飲みやせんべろ(千円程度で飲める)というスタイルは皆無です。
(当然ですが、地方で立ち飲みの店はありません)
歩いてふらっと飲みに行くという方も、職場の帰りというよりは自宅から行けることを想定しています。
そういうわけで、地方での飲み会ですと食事代金に駐車料金・タクシー代・代行運転代が加わることになります(泣)。

日常的な違いだけでも、生活スタイルの違いはよく出ています。

車レスはありか?

一方、車が都市と地方の生活での格差解消につながっている点もあります。
移動のためのプライベートインフラという車の基本的な意義によく表れています。

高齢者の操作ミスによる自動車事故は大手メディアでよく取りあげられます。
重量1t以上の高速物体の取り扱いに慎重になるのは当然です。
高齢者の免許返納も状況次第で必要でしょう。

ただし、それでも車レスを優先という選択はありえません。

個人所有の車であっても、生活のインフラとして一般に機能しているなら必要なのです。

車は、都市だったら考えなくてもよい生活のインフラを地方では考え続けなくてはならない一例です。

 

蛇足
とはいえ、車の維持は中古車でもそれなりにかかります・・・

<ご案内>

■林友範税理士事務所

ご依頼はこちら

■災害と税金の情報

災害と税金