全角・半角・漢数字の使い分け決めておく!
表記ゆれ対策はルール化優先!
手書きの資料は後工程と連続できないことや
判別不能なことがなやみのタネでした。
独特の文字を書く方の「解読」が困難だったり(笑)。
デジタルでも同じことを繰り返さないために対策が必要です。

会議中です
数字のルール 見かけなくなった?
税理士業、税務会計業務に従事していると四六時中
何らかの資料やデータを見ていたりします。
テキストデータといっても文字より数字をみる機会が
割合として多くなります。
とはいえ、漢数字をみる機会は減りました。
小切手や手形などでは漢数字による表記がされましたが、
2025年(令和7年)現在ではみかけなくなりました。
香典などでは今でも漢数字の手書きをみかけますが、
非日常性が際立つ表記という印象です。
漢数字は契約書や重要書類向きの表記手段です。
数字のルール 全角と半角の使い分け
デジタル、IT利用の古典的(準古典的?)なテーマとして、
数字表記での「全角」と「半角」の使い分けがあります。
カタカナでの半角表記もトラブルにつながりがちですが、
論外としておきます(笑)。
税務会計業務では「半角」での数字表記が基本です。
会計ソフトや税務申告ソフトのように入力規則が固定されて、
利用者側で選択できない場合には不安がありません。
困るのはExcelなど利用者側に選択の余地がある場合です。
選択の自由度が高い環境では複数の選択が混在しがちです。
数字表記であれば、「全角」と「半角」が混在します。
数字・金額を視認するだけであれば全角でも半角でも
支障はありません。
メールの文章中に数字を表記する場合、強調の表現として
あえて全角を利用する選択もあります。
一方、数字を「データ」として取り扱う場合には「半角」で
統一しておくことが不可欠です。
加減乗除の計算であれ、関数などでの利用であれ「半角」である
という表記の一貫性が必要です。
数字のルール ルールを優先!
表記ゆれへの対応はデジタル・IT利用で続いている問題ですが、
技術的な解決は次善・事後的な対応です。
表記ゆれ対策は、ルールの決定と実行が最優先となります。
テクニカルな解決策を模索し始めると、
- 後工程が詰まる
- 処理上の不安が残る
- 再発の可能性が残る
と根本的な解決につながりません。
対外、社外とのデータやファイルのやりとりがある場合でも
事前の確認がトラブルの防止策となります。
頑張りどころがすれ違いにならないようにしておくことも
協働では効率化につながります。
蛇足
アイキャッチ画像は「梶助(石川県小松市)」の仕出し弁当です。
税理士会支部の打ち合わせが昼から夕方にありいただきました。
ぼちぼち2026年(令和8年)の準備が始まっています。
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