会計処理はいつから始めるべきか?
当事者になるからわかる時間と課題
結論は「今でしょ!」です(笑)。
結論に至る過程が当事者にとって腹落ちしていなと
行動のきっかけにはなりません。
そんなわけで、本文をお読みください。
会計いつから もう年末、来年から?
10月下旬になると日照時間の短さを強く感じます。
早朝6時はまだ薄暗く、17時になると黄昏ていたりします。
税務会計業界では「年末調整」が話題になる時期です。
もう年末かぁ…、と声まで黄昏がちになりますが、
「来年からやるかあ」などと言ってはいけません(笑)。
この記事の投稿は2024年(令和6年)10月28日です。
1月1日から数えて302日目、残り63日もあります。
(2024年はうるう年です)
会計いつから 経営者なのにわからない!?
重い腰を上げるときにはきっかけが必要です。
強制的な締め切りの効果は実感できるはずです(笑)。
ただし、締め切りをきっかけにしてスタートしても、
必要最低限の達成でのゴールと少々物足りません。
税務申告であれば、申告納付期限に間に合うことで手一杯
といった結果にとどまります。
外から他所からの刺激だけでは積極的には動けません。
税務会計処理での積極的な行動には、
- 知りたいのにわからない
- わかるはずなのにわからない
- なにがわからないのかわからない
といったことを確認してみることがおすすめです。
たとえば、経営者であれば、
- 期首からの売上高、推移、粗利益等
- 取引先ごとの売掛金の管理状況
- 法人税・所得税・消費税の納税見込み額 etc
といった事項は気がかりな対象のはずです。
所得税であれば「所得控除」による将来の備えも検討対象です。
(所得控除は過去・現在、未来をカバー!?)
申告・納税時期、あるいはその後で上記の対象がわかっても
後の祭りにしかなりません。
経営と関連したわからない状況に不安や不満を感じたときは、
会計処理を始めるべきタイミングです。
年末や来年を待つ必要性も必然性もありません。
会計いつから 当事者だからわかる課題と時間
複式簿記で会計ソフトを使ってサクサクと処理できるはず、
期待している対象はすぐにわかるはずと期待してしまいます。
さて、どうでしょうか?(笑)。
- 現金主義の計上から発生主義での計上
- 科目ごとの残高の確認
- 消費税の処理 etc
処理を始めた後だからこそ、課題に気づくことがあります。
課題が見える化できることも成果です。
他方で、課題ごとに解決していく必要も出てきます。
進行が期待通りになるとは言えません。
むしろ、想定外に時間をとられることもあります。
年末が近づくと、うっかり課題を先送りしがちになります。
先送りした課題は来年早々着手とはならず、結局放置され、
気づけばまた「もう年末かぁ…」となります(笑)。
時間の余裕ができることも期待できません。
できた余裕は別のことに使われます(笑)。
「今でしょ!」は会計処理でも的を射ています。
「また来年」や「来年から」は禁句がおすすめです。
蛇足
アイキャッチ画像は明月堂(石川県小松市)のバウムクーヘン
「ツキトワ」でのコーヒーブレイクです。
ミニサイズのバウムクーヘンなので、丸ごといただけます(笑)。
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