会計処理の棚上げとフォローまで要確認!
不安を溜め込まず時間を有効に利用する!

一気呵成、一気通貫といった具合に仕事が進めば
気が重くなることはありません。

現実にはモタモタやオロオロだったします(笑)。

時間の使い方でのメリハリが突破口になります。

有効に使いたい晴れ間

棚上げの利用 想定外で手が止まる

手際よくパパっと完了する!、であれば心配はありません。

とっつきにくい会計処理といってもできる見込みがあれば
心理的な負担は感じにくいはずです。

現実には「?」と疑問や不安が重なり、手が止まります。

AIを利用すればいいのでは?と考えてみたところで
AIの回答の妥当性を評価できなかったりします(笑)。

お手上げになると自己嫌悪、忌避感も強まります。

棚上げややり過ごしも馬鹿にできないスキルになります。

棚上げの利用 どこをスルーするか?

手を止めないための棚上げの対象となる取引は、

  • 決算整理で確定するもの
    • 減価償却費の計上など
  • 金額が小さいもの
  • 証憑やデータ待ちのもの

といった具合にあらかじめ限定しておきます。

お金の入出金をともなう取引では「仮払金」や「仮受金」勘定を
とりあえず利用しておくことで棚上げが見える化できます

会計処理を溜め込んでしまうと「?」が雪だるま式に増えます。

不明点・疑問点の棚上げは一時的には有効ですが、
早期での解消といったフォローが必要となります。

棚上げの利用 時間を活かす役割分担

一時的な棚上げは時間の活用という点では有効ですが、
放置しているとかえって時間が無駄になります。

経営管理、業績の把握や資金繰りの管理に使う会計が
機能しないことがマイナスになります。

決算・申告直前になっても処理上の不明箇所が多いと
損益も税額も確定できない状況が続いてしまいます。

棚上げしてスルーした会計処理では、

  • 月次決算での解消
  • 税理士との連携・協働

といったフォローで解消していくことになります

棚上げの対象の見える化では仮払金・仮受金の「仮」だけでなく、
「役員貸付金」や「役員借入金」の「役員」勘定にも注目します

役員貸付金や役員借入金の会計処理はカンタンな印象ですが、

  • 役員貸付金‐給与・賞与の疑い、厳選追徴リスク
  • 役員借入金‐資金の出所

と問題が拡大するリスクが強まります。

会計処理で手を止めないための一時的な棚上げは有効ですが、
時間を有効に活用する、不安を残さないフォローが必要です。

税理士の定期的・継続の関与が有効なフォローにおすすめです。

棚上げした会計処理の情報共有が必須であることは言うまでもありません

 

蛇足
2025年(令和7年)12月の石川県は冬至を過ぎても積雪無しです。
とはいえ、新年1月から3月は例年並みの天候の予報もあり、
ちょっとした晴れ間も活かしたい心情です。

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