租税教室の講師を引き受けた理由とは? 建前と本音の視点
誰の視点からの建前や本音か?
にわか勉強(図書館の児童書コーナー)
租税教室 今年2校で登壇予定!
税理士は税理士会に所属しています。
実際に所属してみると、意外にイベントがあります。
(役員会や定例会は除きます)
- 確定申告相談会(税務署や市役所など)
- 商工会議所派遣税理士
- 記帳指導
- 租税教室
基本的には希望した税理士が参加します。
地方の支部会では、新規で加入する税理士が少なく
新人税理士に支部会より声がかかるケースがよくあります。
(石川県では金沢支部以外は年間数人の加入者といったところです)
2021年(令和3年)秋、コロナ禍は続いていますが、
租税教室は開催されます。
税理士が小学校・中学校・高校に赴いて、
生徒に租税や税理士の役割を解説します。
私も小学校2校での租税教室に登壇する予定です。
租税教室 わかりやすくできるか?
租税教室の講師を引き受けた本音は、
ある種の当番みたいなものかな、と思ったからです(笑)。
新規加入税理士の少ない支部では仕方ないかな
という実情もあります
とはいえ、租税教室にも見逃せない経験や可能性があります。
わかりやすく話せるかどうか、という実践ができることです
大人を対象にして話すときにも、わかりやすく話すことは
心がけています。
(わかりやすい説明の準備 誰に説明できるか?)
しかし、大人対大人では聞いている側が大人ですので、
- 失礼にならないようにする
- 馬鹿にされないようにする
- 適当にやり過ごす
ということでわかりやすくし話しているつもりが、
実際には理解が不充分に終わっている可能性もあります。
子供でも大人への配慮はあるかもしれませんが、
配慮の完成度は低いはずです(笑)。
むしろ、わからないならわからないと不満を示したり、
興味なさげに振る舞ってくれる方が誤解がありません。
税理士という立場を尊重してもらえないアウェイの状況は
お金を出しても買えません。
租税教室はわかりやすく話せるかどうかを試す
絶好の機会といえます。
租税教室 登壇できる機会は少ないかも!?
租税教室の講師を引き受けたもう一つ理由は、
税理士としての賞味期限が限られているからです。
80代・90代!の税理士は確かに存在します。
その一方で、どんな方にも・どんな業務にも、いくつになっても
応対できるというわけではありません。
比較的若いときでなければ対応しづらい業務や
お客様もいらっしゃいます。
租税教室は対お客様というわけではありませんが、
高齢になると子供との年齢差が大きくなりすぎそうです。
40代という時期に税理士であるということも
租税教室の講師を引き受けた理由の一つです。
何歳になっても出来る仕事といわれる税理士ですが、
漫然と年を重ねられるとは思わないようにしています。
蛇足
税理士事務所に勤務していましたが、職員・スタッフ目線だったためか
記帳指導や租税教室の運営には無知でした。
独立後に加わった意外に新鮮な視点です。
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