代理送信は可能ですか? e-Taxの手続きを忘れずに

これから税理士登録される方へ。

代理送信は可能ですか? 税務代理がお仕事です

税理士の仕事は、なんとなく社会的に認知されています。

税金の計算している人
社長のところに出入りしている営業じゃない人
なんだかお金に細かそうな人

税理士は税理士法での規定があり、税理士だけが行える独占業務があります。
・税務の代理
・税務書類の作成
・税務相談

帳簿の作成は?
こちらは、税理士の独占業務ではありません。

独占業務のなかでも、実務上税理士らしいよなーと思う仕事が、税務の代理です。

代理送信は可能ですか? 税理士というより所長感

税理士が税務の代理をするのは、当然ではないかと思われるかもしれません。

一般の納税者目線では、税理士=税務の代理がすっきりした印象でしょう。

一方、会計事務所に勤めていると、「所長」=税務の代理といった印象を抱きがちです。
(会計事務所を経営している税理士は、事務所内では「所長」の肩書が一般的です)

私は会計事務所勤務時代に税理士登録はしていませんでした(有資格者でしたが)。
業務上作成した書類は、最終的に「所長」により申告されていました。

税務の代理も紙での申告書作成なら、最後は署名とハンコがゴールです。
紙やハンコを使う是非よりも、権限がわかりやすく見えます。

電子申告では、そうした税務の代理の象徴的な姿は見えにくくなっています。

会計事務所では、所長が自分のパソコンの前で処理しているので、さらに印象に残りません。
(権限やセキュリティ上、仕方ないかもしれません)

ただし、こうした電子申告を利用しての税務の代理の印象が薄いなーでは済まないケースもあります。

自分が税理士として独立したときです(笑)。

代理送信は可能ですか? e-Taxで手続き、確認も

税理士登録した後で、そういえばなんか忘れているようなという気が・・・

Q:税務の代理って電子申告で何気にできるんでしたっけ?

A:否!断固否です!e-Taxでの手続きが必要です。

私は、手続き以前に利用者識別番号も取得していなかったので、新規に手続きを行いました。

考え方は、自分の利用者識別番号に税務の代理を可能にする措置をとるというところです。

まず、e-Taxにアクセスします。
(ブラウザはインターネットエクスプローラーです)

画面下の「e-Taxの開始(変更等)届出書作成・提出コーナー」より手続きを進めます。

「開始届出書」と「変更等届出書」があります。
既に利用者識別番号をお持ちなら「変更等」ですが、私は新規ですので「開始」を選択。

あとは指示にしたがって、手続きを進めます。

手続き後に欠かせないのは、当局からの確認メールです。

手続きした日の翌日に「代理送信が可能となったことのお知らせ」が届きます。

税理士、税務の代理、電子申告は知っているつもりではあります。

その一方で、電子申告では目の当たりにする機会が減ります。

これから税理士登録をされる方、独立される方は参考にしてください。

 

蛇足
会計事務所勤務時代、備品や消耗品の予備はありました。
一つだけだった備品は、カードリーダーという印象があります。

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