仕事を分割すると時間が増やせる!?
大掃除やまとめて〇〇をしない理由とは?
10月になると「年末」がみえてきます。
仕事でも生活でもなんとなく〆(シメ)を意識する時期です。
区切りをつけることはともかく、まとめて・一挙に片付ける
といった選択が妥当とは言えません。
時間でもお金でも損(ロス)をします。
まとめてしない 大掃除をしない理由
10月になると朝晩が冷え込んできます。
うっかり薄着をしていると、風邪をひいてしまう季節です。
服でも寝具でも強制的に衣替えせざるを得ません。
面倒ですが、衣類の整理だけでなく掃除のきっかけになります。
私はいわゆる年末の大掃除をしていません。
秋以降に分割して掃除や整理を進めています。
余分に時間がかかりそうですが、現実には余裕ができます。
まとめてしない 分割して時間を増やす
まとめて一挙に片付ける大掃除には勢いがあります。
普段は見て見ぬふりをしていた場所の掃除や整理もできたりと、
達成感があったりもします。
他方で、まとめて一挙に片付ける場合、
- 集中して時間をとる必要がある
- 想定外の問題や変更に対応しづらい
- 次の処理や作業の機会を先送りしがち
と残念な面もはっきりします。
一時点や特定に期間に処理や作業を集中してしますことで、
柔軟な対応や変更ができなかったりします。
別の選択肢や方法を比較・検討するといった余裕も持てません。
大掃除に限らず仕事の処理、会計処理などでも当てはまります。
まとめてしない 締め切りを待たない
会計処理の進め方では、
- 日々の処理+月ごとの処理(月次)+年ごとの処理(年次)
- 隔月での処理+年ごとの処理
- 年一!(笑)
と対応は分かれます。
一見すると、1の選択肢は時間がかかり、3が時短の印象です。
処理と向きあう時間では印象通りかもしれません。
他方で、時間の余裕、資金繰りや事業・生活の予定を考える
といった点では結果は変わります。
たとえば、確定申告。
所得税や消費税の納税額が結果として同じであっても、
- 年内に見込み→2月上旬に申告
- 3月上旬に追い込み!
といった違いによりお金の余裕に違いがでます。
仕事に関連する納税だけでなく、家族を含めた生活での支出もあると、
締め切りギリギリでの申告は時間・お金双方で余裕がなくなります。
時間があればできたかも?、できたはずだった…では残念です。
法律や外部で決められてしまう締め切りは守らざるを得ませんが、
世間のなんとなくの締め切りは判断の材料になりません。
大掃除は年末、会計・税務申告処理は3月(笑)といった締め切り感は
参考にはなりません。
早め・前倒し・分割で時間の余裕を作ることがおすすめです。
酷暑でも極寒でもない秋は行動に移しやすい時期です。
蛇足
アイキャッチ画像は事務所近くで撮影しました。
海抜高度が100m以上の場所なので季節感が先取りしています。
落ち葉が増えてきそうです。
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