雪国と暖房
ベストは置いといて、です。
1雪国と暖房 昔と今
2雪国と暖房 ベストはパス
3雪国と暖房 意外な落とし穴
雪国と暖房 昔と今
北陸に住んでいるので、冬になると暖房は欠かせません。
雪国以外に住んでいる方からみるとピンとこないかもしれませんが、降雪量や積雪量と暖房への備えはあまり関連していません。
言い換えると、雪国でも大して雪が積もらない海岸沿いでも数mの積雪の山間部でも暖房に関しては同じような機器を取り扱っています。
昔ですと、石油ストーブが定番でした。
ストーブ上部にやかんをおいて部屋を加湿しつつ(笑)、お餅を焼いたりしていました。
(密閉性の低い家屋が多かったためか、加湿を目的に使っていた記憶はありませんが)
今では、エアコンと石油ファンヒーターが中心でしょう。
エアコンだけでは充分ではないので、やはり石油ファンヒーターが活躍します。
これに加えて、新築の住宅や改築した住宅では床暖房を備えている家庭も多いようです。
暖かさを求めることでは昔も今も変化はありません。
変化したのは安全性の要求が高まったことでしょう。
雪国と暖房 ベストはパス
暖房での快適さを確保しつつ安全性を期待するなら、オール電化が最有力です。
灯油を買いに行く手間、取り扱いや保管への配慮を考えるなら電気製品の使用を多くするのは必然的です。
とはいえ、雪国でも新築時でもないとなかなかオール電化には踏み切れません。
さらに北陸は日本のなかでも(世界的にも?)落雷の多い地域です。
極寒の状況での停電は危機的でさえあります。
今のところ、雪国の暖房は快適さと安全性と経済性も考えての電気製品とそれ以外の選択肢の組み合わせが落としどころです。
別の見方をすると、停電の不安が少ない地域では電気製品の依存が強い方が合理的とも言えます。
雪国と暖房 意外な落とし穴
マイナーではありますが、雪国での石油給湯器では意外なトラブルが発生します。
そのトラブルは酸欠です(笑)。
豪雪の時に屋外に設置してある給湯器の周囲に積雪が堆積して、給湯器が停止します。
(最近の給湯器ですと安全装置が機能して停止します)
給湯器の停止自体も困った問題ですが、厄介なのはその際の除雪です。
普段近寄らない給湯器周辺は除雪をしていないことがよくあります。
酸欠で停止した給湯器の回復のために急遽除雪をする必要に迫られます。
除雪は普段の生活を前提にして進めますが、豪雪の際には特別な警戒も必要になります。
蛇足
暖冬は除雪が不要という一点で助かります。
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