ツールの選択より方向性が優先です!
経理のツールと成果がかみ合っているか?
部分的には最適化されていたり整っていても、
全体でチグハグなことはあります。
最後に帳尻を合わせられれがともかく…
当事者本人の選択がブレていないか?、要確認です。
方向性を優先 半額の処分品
アイキャッチ画像は充電式の湯たんぽです。
専用の充電アダプターで10分ほど充電しておくと、
3~4時間温かい状態で使えます。
半額の処分品のコーナーで見つけて、期待せず購入しましたが、
予想外に出番があります。
一人用で、灯油などの燃料の準備や始末が不要で手軽
といった防寒ツールとして役立っています。
使い勝手が良く、掘り出し物でした。
方向性を優先 ツールの選択は後回し
石川県という北陸、雪国に住んでいると暖房や防寒対策での
ツールの選択は毎年悩みの種です。
室内で自分で暖房を自由に管理できる場合もあれば、
室内でもアウェーの場合は防寒対策が必要なこともあります。
外出と一口に言っても、徒歩やバスなどで移動と車の移動では
防寒対策の選択が変わります。
車の移動が中心でコートが邪魔になるので、コートではなく
ベストを着用しています。
2024年(令和6年)はヒーターベストに変えていたりします。
万能や「鉄板」のツールの選択に期待するというよりは、
目的との「方向性」とのかみ合わせを重視しています。
経理、仕事でも同じことが言えます。
カチッとした経理処理を効率的に行なうのであれば、
- 複式簿記
- 会計ソフト
- 月次決算 etc
といった選択と実行が噛み合います。
税理士への依頼やサポートとも合致します。
他方、経理処理を申告・納税のための手段と割り切ると、
- 簡易(単式)簿記
- ノートや表計算ソフト
- 年一
という選択と実行と親和的です。
こちらの選択と実行であれば税理士に依頼する必然性はありません。
ツールの選択や実行方法といった「手段」をもとに判断すると、
「目的」である成果とのつながりがチグハグになります。
方向性を優先 周囲の評価ではなく!
税理士の目線では、決算書は損益計算書と貸借対照表でセット、
帳簿は会計ソフトを参照することが一般的です。
決算・申告業務の依頼に際しても、上記のスタイルが前提です。
他方、上記のスタイルが唯一の選択肢でもなければ、「正解」でもありません。
個人事業で青色申告特別控除を利用といっても、
- 簡易簿記で書面申告 10万円
- 複式簿記で電子申告 65万円
といった違いがあります。
売上の除外や架空経費の計上といった重大タブーとは無縁であり、
申告期限を守るのであれば、青色申告として成立します。
経営の管理、資産の形成、税負担の軽減といった対象が
必ずしも経理や税務会計の成果とみない目線もあります。
周囲の評価ではなく、経営当事者の判断が分かれ目となります。
期限や締め切りが遠く感じられるときに判断することがおすすめです。
経理、税務会計の成果の「方向性」も経営者の決定事項です。
蛇足
充電式湯たんぽは定価の半額で売られていました。
当初十数個がワゴンに並べられていましたが、
数日で大半が売れていました。
雪国在住者の防寒対策にはスキがありませんね(笑)。
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