大掃除をきっかけに仕事の見直しをする!
新年度前だから大掃除がおすすめ!
「大掃除」は冬の季語だと思われているかもしれませんが
ちょっと残念な誤解です。
大掃除を仕事の見直しのきっかけにすることがおすすめです。

次々に生えてくるつくし
大掃除で見直し 年一はおすすめしない
税理士業での定番サービスに確定申告の「年一」対応があります。
個人事業で所得税・消費税の確定申告が必要な方に、
帳簿・決算書・税務申告書作成を提供するサービスです。
事業規模が大きくなく、とりあえず申告だけはしておきたい
という事業者の要望に対応しています。
普段の会計処理や税理士への支払を抑えたい事業者には
根強い需要があります。
他方、税理士としては「年一」は強く勧められません。
経営の状況や税負担の確定する時期が遅れるだけでなく、
将来への備えも後回しになりがちだからです。
面倒なことはまとめて一挙に片付けるという発想は
当事者にはプラスになりにくい印象があります。
「大掃除」にも当てはまる印象です。
大掃除で見直し それでもたまる!?
私は年末に大掃除はしていません。
年末、12月末は私の住んでいる石川県では、
- 寒い!
- 冷たい!
- 暗い! ← 毎日が鉛色の空で日照時間も短い
といった残念な季節です。
税理士業では年末調整や翌年以降の業務に追われるなど
いわゆる繁忙期が始まっています。
税理士業の繁忙期はその少し前から書類が貯まる時期でもあります。
お客様から預かる書類もありますが、税理士会や税務署からも
次々に書類が送られたり渡されたりします。
ダイレクトメールのように返送や受取拒否はできないので(笑)、
書類はたまっていくことになります。
うっかり放置していたり、年一での大掃除片付けようとすると、
大掃除だけで通常の仕事が詰まりかねません。
大掃除の先送りは仕事の進め方の見直しの先送りとも重なります。
大掃除で見直し 仕切り直して効率化!
大掃除といっても、通常の掃除や廃棄処理だけに限りません。
資料やファイルの整理をすると、
- 無駄だった資料
- 想定通りに進まなかった処理
- 準備不足だった対応 etc
と仕事を進めるうえでの見直すべき点もはっきりします。
見直すべき点をいつか改善すればいいかなと思っていても、
絶対に期待通りの変化はありません。
必ず残念な結果を再現します(笑)。
年末や新年を待つよりも、春の大掃除をきっかけにして、
「新年度」からの仕切り直しがおすすめです。
前年の秋から今年の冬にかけての問題点を先送りせずに対応できます。
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蛇足
アイキャッチ画像は散歩中にみかけたつくしです。
気温が上がってくると次々に生えて伸びてきます。
華やかさはありませんが、春らしさがありますね。
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