どの税金から勉強しようか?をどう考えるか?
局面や状況を整理しておく!
面倒なタイトルをつけてしまいました(笑)。
知っておくべきことの常連ともいえる税金ですが、
量が多く複雑です。
アプローチを整理しておくことがおすすめです。

イチゴらしいが?
どの税金 消費税です!の背景
税金はおよそ50種類あります。
小中学校での租税教室で紹介する定番のネタですが、
大人にとっても初耳で驚くかもしれません。
私は税理士ですが、50の税目のうち大半とは縁がありません(笑)。
とん税や鉱区税とは生涯接点がなさそうです。
税理士業で扱う税目は主に国税・申告税です。
所得税・法人税・消費税・相続贈与税といった税目です。
どの税目も歯ごたえがあり、一筋縄ではいきません。
どの税目から勉強がおすすめか?と問われると、
とりあえず「消費税」と返答しています。
ただし、もう少しことばを補う必要があります。
どの税金 アプローチを整理しておく
消費税は無視できない税目です。
とくに経営者や経理担当者にとっては日常業務から
決算・申告、資金繰りにも影響します。
会計ソフトの導入時の設定でも普段の入力でも
消費税を無視しての処理はありません。
とりあえずどんな税目から勉強したら良いか?という問いで
消費税を挙げるだけの理由はあります。
とはいえ、消費税の網羅的な学習するや他の税目の棚上げ
といった誤解がないようにフォローが必要です。
所得税や法人税も事業経営としっかり関連しています。
決算・申告のときだけでなく、給与や外注といった取引では
源泉所得税にも対応する必要があります。
事業経営で決算・申告は必須となります。
決算・申告期だけ所得税や法人税の検討するわけではありません。
月次決算の段階からも検討の余地があります。
事業経営では相続贈与税はとりあえずスルーできる
とは限りません(笑)。
事業承継や自社株の評価を検討するのであれば、
相続贈与税もカバーする必要があります。
どの税金 局面や状況に応じたサポート!
所得税・法人税・消費税・相続贈与税のどの税目も
結局無視できないわけです(笑)。
他方、取り扱う税目のメリハリや優先順位はつけられます。
決算・申告直前であれば所得税・法人税・消費税を
優先して扱います。
申告直後であれば、自社株を評価しての事業承継、
相続贈与税の検討となります。
平時の会計処理と並行するのであれば消費税が優先です。
税金は経営上無視できないので理解がおすすめです。
税目が単一でもなく、簡潔な税目もない現状なので、
局面や状況を踏まえて扱っていくことになります。
50の税目すべてに通暁しているわけではありませんが、
客観的にサポートできる税理士への依頼も選択肢です。
局面や状況に応じた検討を進めることができます。
蛇足
アイキャッチ画像は外出時に撮影した写真です。
いつものごとくGoogleレンズで確認したところ、
カジイチゴ、クサイチゴ、ハチジョウクサイチゴ、
モミジイチゴなどが列挙されていました。
イチゴの仲間も随分多いようですね(笑)。
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