税理士に値下げ要求より優先することは?
誤解と偏りは更新済みですか?
お金を節約したい気持ちは万人共通です。
「セール」や「値引き」の表示は見逃せません(笑)。
一方、積極的に値下げ要求する判断が残念なこともあります。
値下げ要求 下方に向かう想定とは?
スーパーやコンビニなどで値引き要求をしているお客さん
といった姿はみかけません。
粛々と品定めをして、レジで決済を済ませています。
静かな光景です。
一方、税理士業では依頼料金でざわつくことがあります。
税理士側が提示した金額に対しての値下げ要求です。
安すぎるので、適正な金額まで引き上げてくださいね!
という場面とは異世界の現実があります(笑)。
税理士への依頼料金で値下げ要求されるのは、
- カンタンな処理のはずだから
- 経営状況が厳しいから
- 税務会計の処理に期待していないから
- 知り合いだから
といった依頼者側の想定があります。
依頼者側にとっては、提示されている金額を払う理由がない
という共通項があります。
値下げ要求 誤解や偏りは訂正すべきか?
私は上記のような値下げ要求を考慮することはありません。
理由は以下のとおりです。
- 処理がカンタンという評価は一面的な判断にすぎない
- 知識や理解の不備による誤解
- 経営状況や経済的な変動とサービスは関連しない
- 依頼者の経済状態とサービス内容の混同
- 一定の業務水準の維持は依頼に関わらず必要
- 料金次第で業務水準を下げられない
- 面識の有無で料金を提示していない
- 知っている仲なら売上に貢献してください(笑)
合理的な判断により値下げが成立するケースはあります。
たとえば、小規模な不動産収入のみでの申告の場合。
値下げではありませんが、決算・申告分の料金を毎月に平準化
といった対応は可能です。
税理士への料金値下げの要求では誤解や判断の偏りがあるようです。
とはいえ、誤解や判断の偏りは気づきにくい対象です。
税理士を問い詰めても不毛な消耗が続くだけなので、
おすすめしません。
代わりにおすすめするのは情報収集です。
値下げ要求 情報収集をおすすめする理由とは?
士業のなかでも税理士業は比較的情報が発信されています。
「税理士 〇〇✕n」での検索がおすすめです。
「〇〇」には、下記を組み合わせます。
- 地域名:石川県、金沢市など
- 税目:法人税、所得税(確定申告)、相続税など
- 業種
- その他:クラウド会計、ZOOM対応、etc
- 料金
期待する税理士を探すだけでなく、「相場」もわかります。
依頼時点で依頼状況の誤解や偏りがあることに気づいてなくとも、
収集した情報から判断を更新できます。
不毛なやりとりを減らすことも負担の軽減となります。
蛇足
アイキャッチ画像は実家にあった工作物です。
私の親がワークショップに参加して作ってきた成果です。
小学生の夏休みの宿題に転用できそうです(笑)。
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