申告税は神頼みより検討と実行！
所得・法人・消費・相続贈与税はご利益より有利な選択！
期限に迫られてくると「わらにもすがる」や
「鰯の頭も信心」といった心境になります。
祈るような気持ちはともかく、現実的な対応が優先です。
ご利益には期待しつつ、やるべきこと・できることがあります。
加賀温泉駅のランドマーク！？
期待より実行 なぜ祈るのか？
アイキャッチ画像は石川県加賀市にある観音像です。
高さ73m、1987年のバブル期に建てられたものです、
バブル崩壊後は残念な状況で残っている状態です。
観音像の足元には北陸新幹線の加賀温泉駅があるので、
新幹線とともに注目されていたりします。
先日、確定申告の税務支援の会場が観音像の側だったので、
会場より撮影しました。
3月の確定申告期限直前でもあり、期限に間に合わせたい
という来場者が目立ちました。
申告期限後の申告では青色申告特別控除が10万円に抑制、
延滞税といった残念な結果となります。
他方、申告税には神頼みより検討・実行を優先が持論です。
期待より実行 申告税のメリットとデメリット
役所から税額を通知される固定資産税のような賦課税とは異なり、
申告税は納税者が納税額を申告して納税します。
税務署で扱う所得・法人・消費・相続贈与税が申告税の代表です。
税金は何にせよ負担なので、デメリットが思い浮かびます。
- 申告書の作成が必要
- 税務判断がともなう
- 申告と納税がセットなので納税資金の準備が必要
- 申告と対になる税務調査がありうる
デメリットだけをみるとゲンナリしますが、
- 有利な税務判断の選択もある
- 税負担の根拠がわかる
- 事前の準備次第で納税資金を準備できる
といった賦課税とは異なる有利な点も申告税にはあります。
所得税であれば青色申告や各種の控除の利用があります。
法人経営により経営者の税負担を軽減する選択もあります。
消費税では本則課税・簡易課税といった仕組みの利用が要検討です。
相続贈与税は生前からの中長期の計画が功を奏します。
いずれも神頼みよりは当事者の検討・実行次第で得られる
成果やメリットが申告税にはあります。
期待より実行 当事者本位の選択！
申告税には納税者にとってのメリットがあります。
他方、メリットの享受に手こずる可能性もあります。
税金だけでなく、会計の知識や理解が必要になったり、
税金以外の問題も関連します。
当事者が積極的に情報を収集・検討・実行しないと
具体的な成果にはつながりません。
給与所得者の医療控除での還付申告などは
比較的手軽に実行できます。
他方、事業や相続贈与が関連する申告税の課題は時間を要します。
神頼みも悪くありませんが、課題の解決に向けて
税理士を探してみることが前向きな選択です。
税理士には霊験はありませんが(笑)、協力は可能です。
蛇足
加賀市の観音像は見た目とは裏腹に残念なバブルの負の遺産ですが、
加賀温泉駅一帯は今後大規模な開発が予定されています。
加賀市は温泉も多い地域なので、新幹線が利用できることで
魅力が増しそうです。
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