必要な書類やデータの準備をルーティン化！
会計処理は形から入って負担を下げる！

税務会計処理はルーティン化できます！と言われると
現実はともかく(笑)、ホッとします。

課題はルーティン化の進め方になります。

形から入っていくと負担が少なくなります。

形から入る　資料やデータを準備する

事業経営をしていれば税務会計の処理が必要なことはわかりますが、

• どんな資料やデータを根拠となるか？
• どのように処理を進めれば適切か？

といった疑問や不安と直面します。

ルーティン化しやすい面の多い税務会計の処理とはいっても、
残念な状態でのルーティン化は不適切で不十分な結果になります。

他方、ガッチリ座学で勉強をしている余裕はありません。

まずは資料やデータを準備する、「形から入る」がおすすめです。

形から入る　どんな資料やデータを準備？

資料やデータは業種や事業内容によって異なるものもありますが、
大半は共通しています。

関与の開始段階では、下記の書類やデータが必要です。

• 登記関係書類

  • 履歴事項全部証明書（登記簿謄本）

  • 定款

• 税務関係書類

  • 法人設立届出書

  • 青色申告の承認申請書

  • 消費税課税事業者選択届出書など

• 過去の申告書

  • 過年度の法人税・消費税等の申告書一式

  • 勘定科目内訳書、決算書、総勘定元帳

• その他

  • 契約書関係（大口取引先との基本契約、リース契約など）

  • 社会保険・労働保険関連の資料（加入状況や届出控など）

毎月の処理で必要となる書類やデータは以下のとおりです。

• 現金出納帳（Excelや会計ソフト）

• 預金取引明細（ネットバンキングからCSV/PDF、通帳コピー）

• 売上の請求書・納品書など

• 仕入・経費の請求書・領収書

• 給与明細・給与台帳（源泉徴収簿）

• クレジットカード明細（会社名義・代表者名義）

• 借入金返済予定表

• 固定資産購入時の請求書や契約書

• 借入契約書・リース契約書の写し（新たに発生したもの）

経営状況次第で準備する書類やデータにはボリュームの差があるので、
チェックリストを作成しておくと安心です。

形から入る　ルーティン化の先へ！

毎月準備する書類やデータといっても少なくないかもしれません。

とはいえ、ルーティン化できていれば不安も負担も下げられます。

「形から入る」アプローチはとっかかりの段階ではおすすめです。

他方、「形から入る」アプローチはゴールとは言えません。

月次決算、業績管理・納税予測・資金繰りetcと後工程があります。

書類やデータの準備のルーティン化の次の段階に
経営のプラスになる成果が期待できます。

 

蛇足
アイキャッチ画像は金沢南総合運動公園(金沢市)で撮影しました。
1984年(昭和59年)に整備され、160種類以上のバラがあります。
屋外とはいえバラの芳香が漂っていたりと魅力はありますが、
ハチもよく見かけるので油断できません(笑)。

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