ITの効率化が当たり前になるとは?
否定しない更新がおすすめ!
ITによる効率化は組織の違いで劇的な差があります。
仕事の現場では、「世代が違う」といった表現も
それほど大げさではありません。
文字通り「世代が違う」環境からの報告です。
世代が違う すっかり当たり前
2024年(令和6年)も「租税教室」に参加しています。
石川県加賀地方の小学6年生・中学3年生を対象とした授業です。
私は税理士として登壇するので、参加する教室の生徒さんとは
初見かつ一回限定の授業となります。
クラスの雰囲気はそれぞれに違いがあります。
とはいえ、ITによる効率化といった面では共通している
といった印象があります。
たとえば、授業後のレポート。
先日登壇したクラスでは、租税教室後に生徒がレポートを提出する
といった課題がありました。
- 生徒 「先生、ノートで出してもいい?」
- 先生 「タブレットを使って、効率的だから」
授業直後、生徒が一斉にタブレットを出して黙々と
課題に取り組む姿がみられました。
世代が違う 絞り込んでいく!
租税教室に度々参加していると、前述の光景は「当たり前」で
違和感がありません。
授業中も私が提示したサイトをタブレットで調べる姿も
毎度目にします。
子供は偏見がなく、柔軟だから対応が早いとも言えますが、
もう一歩踏み込んでみると、そうとも言えません。
まず、ツールの選択。
生徒が授業で使っているタブレットはそれほど高性能ではありません。
一方で、利用の迅速性や堅牢性には配慮されています。
また、タブレットの利用に必要なスキルも文字入力など
必要な対象は絞られています。
- パソコン使わないといけませんか?
- インターネットバンキングって危なくないですか?
- キーボード?、無理無理!! etc
良くも悪くも、生徒は四の五の言うことはできません。
必要十分なツールと最小限の操作に絞ってしまえば、
ITによる効率化にはたどり着けます。
世代が違う 一掃しなくてもOK
短時間とは言え、租税教室に登壇してみるとITによる効率化は
世代の違いを感じさせてくれます。
教室では、大型ディスプレイにPowerPointのスライドを表示させる
といった光景も違和感がありません。
他方、依然として黒板も使用されています。
私も用語の説明や図解を示す際には板書しています。
ITによる効率化は処理のやり方を「更新」していきます。
「更新」は必ずしも否定や全廃による一掃とは限りません。
優先順位の変更や置き換えも更新の一環です。
ITによる効率化を世代の違いにこじつけないことがおすすめです。
できるはずのやってないことは多いはずです。
蛇足
租税教室で小中学校にお伺いすると、校長先生ともお話する機会があります。
学校の中では年長の校長先生なのですが、税理士の平均年齢未満です(笑)。
校長先生もオンライン会議の機会が少なくないようです。
蛇足2
アイキャッチ画像は「アルストロメリア」です。
和名は「百合水仙」だそうです。
見かけることはありますが、名称は知らないものですね。
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