税理士試験後、いかがお過ごしでしょうか

長丁場ですね。

実りの秋

税理士試験 とにかく長丁場

2020年(令和2年)はコロナ禍で依然と先行き不透明で、混乱が続いています。

そうしたなかでも税理士試験は滞りなく実施され、早2ヶ月が経とうとしています。

とはいいつつ、試験結果の発表までにまだ2ヶ月も時間があります。

科目合格制という制度は悪くないものの、そもそも試験の難度が高く、結果発表までが長いのが玉に瑕(キズ)です。

資格スクールでは、自己採点による9月以降の学習面での身の振り方を示しています。
簡潔に表現すれば、受験科目の復習か、新規に別の受験科目を勉強するかに分かれます。

試験の合格を早く切り上げたいなら、妥当な考え方です。

税理士試験 登録しない方

私の場合、受験時代は税務会計以外の仕事をしていた期間の方が長く、9~12月は勉強らしい勉強はしていませんでした。
(その時その時の仕事で手一杯だったわけですし、そもそも試験勉強が嫌いです)

仕事はしつつ、それでも税理士志望でもあったので、試験の結果発表までは、上記の資格スクールが提唱する身の振り方とは別の見方で身の振り方を考える時間がありました。

そうしたときに考えていたのは、進路変更です。

かつて試験に早々と税理士試験に合格された方と話していて、驚いたことがありました。

その方曰く、「登録する気は無い」と・・・

食べ放題のビュッフェを前にして、ダイエット中なのでサラダだけ食べる方のような不条理な衝撃でした(笑)。

登録しない理由を尋ねたのですが、自分の描いていたキャリアと現実での不一致を感じたとのことでした。

合格さえしてしまえば、なんとかなる(そうじゃないと割に合わん)と当時の私は考えていただけに印象に残りました。

税理士試験 前進も撤退も復帰も

税理士合格まで脇目もふらず、一心不乱に勉強を続けて短期合格。
資格取得から躊躇無く税理士登録。

税理士志望者なら誰もが描く理想像です。

ただし、そうした理想像には明らかに想像力の欠如を感じます。

長丁場の試験を経て合格して、それでも税理士には登録をしないという方がいることを疑問に思わない鈍感さともいえます。

税理士試験は科目合格制で、一度合格した科目を更新する必要はありません。

初志貫徹で税理士試験の勉強を前進させるのも、別のキャリアに期待して撤退することも可能です。

年齢制限も無いので、撤退→復帰もありです。

税理士試験の長丁場は、さらに長い人生の選択の見直しの時間にもなります。

 

蛇足
例年10月からぼちぼち年末調整や確定申告のためのスタッフ募集をしている会計事務所もあります。

蛇足2
例年なら10月以降は日本酒業界でも「蔵人(くらびと)」募集の求人が出てきます。

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