始める・変えるきっかけはあるのかも!?
高校生の模擬株式会社がクラウドファンディング!
何かを始めたり、見直したりするときに「やったことがない」
といった理由でためらうことがあります。
未経験や初見だと不安で行動に移りにくくなります。
他方、過去を振り返ってみればきっかけはあったかもしれません。
きっかけはあった 模擬株式会社の羊羹
お祝いの際にお菓子を贈る習慣は珍しくありません。
4月の入学式などのお祝いでは紅白まんじゅうが定番です。
おいしいのですが、日持ちしない点が少々残念です。
羊羹であれば日持ちの点で不安がありません。
包装次第では長期での保存が可能です。
先日、アイキャッチ画像の羊羹をいただきました。
白山市(石川県)は2025年(令和7年)で市制20周年だそうです。
金沢市の南部に位置して、日本海から白山山頂まで広がっています。
面積は東京23区の1.2倍ですが、人口は1%強の地方都市です。
記念の羊羹ですが、見慣れない事業者が関連していましが。
石川県立翠星(すいせい)高等学校は白山市にある高校です。
見慣れない表記は「模擬株式会社 SUISEI-FACTORY」でした。
きっかけはあった 高校生でもクラウドファンディング!
税理士をしている仕事柄、「株式会社」の表記は見慣れています。
一方、「模擬株式会社」は初見でした。
不勉強での動揺を感じつつ調べたところ、模擬株式会社とは
- 学校教育の一環として
- 生徒によって運営している
- 模擬の株式会社
といった組織だそうです。
商業高校や農業高校で設立・運営がされています。
「菊環(きくわ)羊羹」は翠星高校の生徒が企画・開発・製造だけでなく、
クラウドファンディングにも携わっていました。
令和6年能登半島地震では備蓄用の食品が不足した問題がありました。
非常食としての羊羹を被災地に提供する企画の一環として
クラウドファンディングが行われたわけです。
きっかけはあった これからは逃さない!
何かを始めたり、見直したりするときにはためらいがあります。
未経験や初見での取り組みよりも見送り・棚上げ・現状維持
といった選択に傾きがちになります。
他方、未体験や初見とは思っていることでも、
- きっかけはあった(ある)
- 過去に携わったことがある
といったことがあるかもしれません。
あるいは、これから関わるかも!?といったこともあります。
ためらいがちなことも、
- 頼まれて仕方なく…
- 断りきれなくて…
- 時代の流れかな…
と言いつつもきっかけを逃さないことがおすすめです。
きっかけが何であれ、成果につながっていきます。
蛇足
「菊環羊羹」はパッケージの生徒・上谷菊環(かみやきくわ)さんに由来しています。
輪島市で能登半島地震に被災したことが備蓄用羊羹開発のきっかけだそうです。
製造や量産化には「吉田酒造(「手取川」白山市)」や「森八(金沢市)」といった
地元の事業者も協力しています。
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