〇〇がなくなったらがいくつありますか?
不安はスタートラインです!
「なるようになる」という楽観主義もありますが、
変化を待つまでもありません。
どうしようか?と思っている対象を減らすことが
目標になります。
〇〇がなくなる ▲■が増えてきた!?
石川県加賀地方の山間部を平日の日中に車で走行していると、
「移動販売」の軽トラをちょくちょく見かけます。
食品や日用品を積載して山間部の住宅街を巡回しています。
車の運転ができない高齢者や公共交通手段が乏しい地域では
「買い物難民」が常態化します。
移動販売はそうした需要に応えてくれるサービスであり、
手掛ける事業者も増えています。
手掛けている事業者はスーパーの店舗も運営しつつ、
人口過疎地域を移動販売でフォローしているようです。
消費者の欲求と提供する事業者の折り合いがついた例ともいえます。
他方、両者の折り合いがつかない例も増えています。
〇〇がなくなる なるようになる!?
移動販売車が増えた背景に個人商店の減少もあります。
食品や雑貨などを扱う個人商店や商店街が減っています。
過疎地域などで買い物難民が増えるわけです。
同じように金融機関、銀行の支店も減少しています。
「店舗内店舗」と通帳や口座上は支店名を残しつつも、
中長期では統廃合により支店が減少しています。
大規模な自然災害時などは「移動ATM」といったサービスがあるものの、
そうしたサービスは例外です。
どうやって遠くの支店に通おうか?、という発想は悪手です。
インターネットバンキングが代替手段となっています。
「なるようになる」といったときを待つまでもありません。
〇〇がなくなる 不安はスタートライン!
習慣を変えることは誰にとっても億劫です。
銀行の支店がなくなった後で、ネットバンクを利用する
と先延ばしをしそうになります。
支店が近所にあり、廃止の予定がなくとも悪手です。
- 手数料
- 往復の時間
- 窓口の待ち時間
- 通帳等の紛失リスク
- 即時での利用可能性の喪失 etc
節約できたはずの時間やコストを逃すだけでなく、
外出や書面利用でのリスクが増えます。
支店窓口の利用はアナログでの処理ともつながり、
データの利用とも噛み合わない一因となります。
銀行の支店だけでなく、市町村合併後の支所・出張所や
税務署など官公庁の窓口サービスも縮小傾向です。
リアル・対面・アナログでのサービスは縮小や廃止される
といった傾向が続きます。
銀行などではネットバンクの利用をサポートする動きが強まっています。
〇〇がなくなったら、どうしようか?と不安を感じたときが
新しい試みのスタートラインです。
スタートラインを遠くに引き直しても課題は何も変わりません(笑)。
順位やタイムによる優劣はありません。
スタートを切ることも目標となります。
蛇足
アイキャッチ画像は「虫送り」会場(石川県野々市市)の光景です。
通りがかったところ見かけて撮影しました。
住宅地が増え続けている野々市市ですが、元来は田園地帯です。
大たいまつで豊作祈願の虫送りも風物詩ですね。
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