どの場面で手を動かす・足を使うのか?
役割分担でメリハリをつける!
「現場主義」といった発想は悪くは言われません。
手を動かすことや足を使うことでしか得られない
成果はあります。
とはいえ、取り違えがあるとチグハグな結果になります。

手も足も 現場じゃないとわからない
アイキャッチ画像は散歩中に寄った神社で撮影したサザンカです。
北陸・石川県の12月は屋外で見られる花が乏しい季節なのですが、
神社を覆うように咲いていました。
路地をちょっと入ったところだからこそ見られる光景で、
車で通り過ぎていると見逃していたはずです。
現場に行ってみないとわからないことがあります。
たとえば、店舗の状況。
改装により活況を呈している、売上が改善しているといっても、
データだけではわからないこともあります。
店舗周辺の車の渋滞が目立つようになったといった変化は
売上や顧客データだけではわかりにくいかもしれません。
他方、手を動かす・足を使う場面がすべてプラスになる
とはいえません。
手も足も 必要な場面・不要な場面
税務会計では手を動かす・足を使う場面があります。
足を使うといっても、足の指で電卓を叩くわけではありません(笑)。
- 銀行の窓口へ行く
- 税務署や役所へ手続きに赴く
- 郵送の手続きで郵便局に行く
どれも足を使う場面です。
手を動かす場合では、会計ソフトなどへの入力があります。
資料の取り扱いや各種の手続き業務、データの入力は
どれも大切な業務の一環です。
とはいえ、どうしても手を動かす・足を使う必要がある
とは言えません。
むしろ手を動かさない・足を使わない選択が優先となります。
銀行や役所などの手続きであればオンラインの利用、
入力処理などはITの利用が有力なはずです。
手も足も 役割分担でメリハリ
手を動かす・足を使うといった当事者しかできないことがあります。
- 経営判断
- トラブル対応などイレギュラー対応
- 融資の申し込み・殺生
他方、定型的・繰り返しの処理、専門性が際立つ対象であれば、
当事者以外での対応と役割分担ができます。
たとえば、税務会計の「月次決算」業務。
- 資料・データの収集や保管をデジタル・オンラインで対応
- 発生主義での会計処理は税理士が担当
- 経営者が直近の経営判断に役立てる
といった役割分担でメリハリをつけることができます。
経営者にしかできない業務と役割分担できる業務を分けることがおすすめです。
蛇足
2025年(令和7年)師走の北陸・石川県はぼちぼち冬の様相です。
北陸の雪は湿潤で重く樹木への負荷が大きくなるので、
造園業者さんが忙しく雪吊などの作業に追われています。
観光客にとっては風情を感じられるかもしれません。
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