銀行からお取引目的確認書が届いても慌てない!
実質的支配者と外国人PEPsを確認!

現金は直感的にはわかりやすい決算手段ですが、
管理が楽とは言えない側面があります。

事業でも団体活動でも、お金の管理は金融機関の口座を
利用することが妥当です。

便利ですが、おやっ?と思うような確認も必要になります。

夏を味覚で確認!

銀行からの確認 町内の親睦団体

私は普段は離れて生活や税理士業での仕事をしているものの、
実家の町内会のイベントには参加しています。

たとえば、夏季の草刈り作業。

先日も早朝7時から広場の草刈りに参加していました。

鎌で雑木に手をかけたところハチに刺されるといった
アクシデントもありましたが/(;o;)\ アイタタタ

町内会には親睦団体もあり、私が現在の幹事となっています。

幹事の役割といっても。懇親会の段取りと会費の管理くらいです。

とはいえ、それでも金融機関を利用していることもあり、
「お取引目的確認書」が私の手元に届きました。

銀行からの確認 実質的支配者と外国人PEPs

「お取引目的確認書」はマネーロンダリングやテロ資金供与対策として
金融機関が口座利用者に問い合わせる内容です

主な確認対象は次の2点です。

  • 実質的支配者の確認
  • 外国人PEPsの確認

実質的支配者の確認」は、

  • 犯罪収益移転防止法に基づく確認内容で、
  • 口座名義の団体が誰によって最終的にコントロールされているか?

といった点が関心事です。

株式会社などの資本多数決法人やそうではない法人であっても
確認をとる必要があります。

町内の親睦団体であれば、下記の記載で済みます。

  • 当団体は営利を目的としない親睦団体であり、
  • 実質的に支配する者はいない

外国人PEPsの確認」は、

  • マネーロンダリング防止の観点から
  • 外国の重要な公的地位にある人物やその親族が関与していないか?

といった点を確認します。

「重要な公的な地位にある人物」が「Politically Exposed Persons」です。

土着的な親睦団体には縁のない話です(笑)。

銀行からの確認 慌てずに対応で疑惑を回避

「お取引目的確認書」は特定の金融機関が特定の口座利用者を対象
としているものではありません。

金融機関だけでなく、金融庁といった政府当局もアナウンスしています。

対応が込み入っている内容ではないので、サクッと回答がおすすめです。

あらぬ疑いをかけられずに回避できます。

■関連記事

 

蛇足
アイキャッチ画像は実家でいただいたスイカです。
2025年(令和7年)は憎たらしいほどの炎天下が
北陸・石川県でも続いています。
スイカの魅力が例年以上に感じられます。

<ご案内>

■林友範税理士事務所

ご依頼はこちら

■災害と税金の情報

災害と税金