専門用語のオン・オフはどこで切り替えるか?
やさにちチェッカーを使ってみる!
専門用語にどっぷりつかっている状態が続くと、
日常語との区別が曖昧になります。
「オン」の状態が続いているんでしょうね。
オンとオフの切り替えが必要になります。
オンとオフ やさにちチェッカー
税理士業を営むことを決めたときに、事務所のホームページと
このブログのサイトを作りました。
事務所のホームページはメニューや連絡手段をシンプルに配置して、
ブログサイトは日々投稿を続けています。
ブログ記事は税務会計の非専門家向けを前提にしています。
とはいえ、専門用語を排除しているわけでもありません。
わかりやすく書いているつもりですが…?
「やさにちチェッカー」で記事の一部を確認してみました。
対象にした記事は所得税に関連した内容だったので、
語彙については厳しい評価でした。
(「生計を一にする」を見逃せない!)
他の記事でも同じような評価だったので、専門用語は加わる内容は
一般には難しく感じられるようです。
オンとオフ 関与の度合い
税理士とはいっても、意図的に専門用語を避けることもあります。
たとえば、確定申告などの税務相談会。
来場される方の税金の知識や理解が乏しい場合、
言い換えたり、図解を利用して説明します。
「所得控除(こうじょ)」を所得から引くもの、マイナスする
と置き換えます。
専門用語の使用を完全にオフにはできないものの、
誤解を避けて、見通しをつけられます。
一方で、継続して関与しているお客様に対しては、
専門用語の使用はオンの状態が強まります。
専門用語を使う場面だけを分けるのではなく、
関与の度合いでオンとオフを切り替えています。
オンとオフ ショートカットと効率化
専門用語を使わない、オフの状態は、
- 非専門家
- 不特定多数
- 一時的に関与
といった相手であれば効果を発揮します。
大切なポイントを集中して伝えられます。
他方、非専門家でも特定の継続している相手先であれば、
- 一般的な確認ポイントだけでなく、
- 個別具体的な課題を解決していく
と専門用語をオンの状態で深掘りの過程があります。
たとえば、「減価償却(げんかしょうきゃく)」。
用語も処理も専門的な内容です。
減価償却を対象にした説明や検討の度に言い換えていたのでは、
スピードも精度も鈍ってしまいます。
必要に応じて専門用語や処理の確認は必要ですが、
専門用語を避けすぎないようにしています。
専門用語は理解して使えば、キーボードのショートカットのように
時短・効率化につながります。
パソコンの操作を全てキーボードのショートカットで済ます
ということにこだわる必要はないはずです。
マウスやタッチ、音声での操作も選択肢です。
専門用語の利用は効率化につながる魅力があるので、
オンとオフの切り替えができることが大切です。
蛇足
専門用語の多くは漢字・漢語で構成されています。
カチッと表現できているという印象が強いので、
利用は続きそうですね。
カタカナに置き換えられても困りますが(笑)。
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