情報の発信は業務の導線につなげていく!
宛先違いを防ぐ税理士情報検索に編集する!
「導線」は本来電流を流すための導体となる金属線ですが、
営業面で使いやすいことばとして利用されています。
見込み客や潜在顧客への認知を高めるためのルートですが、
仕事の進め方ともつながります。
発信と導線 余計なお世話?
情報発信は大切です、ということは言うまでもありません。
他方、かつては情報発信には多大なコストがかかりました。
看板、新聞やテレビなどのメディア、広告と手段はあっても、
コスト面で二の足を踏む可能性がありました。
現在では、SNS・自社サイト・ブログといった手段が揃い、
テキスト・画像・音声・動画で発信ができます。
情報発信のコスト・スキルの不利をカバーできる状況は
個人・小規模事業者には魅力です。
一方で、手軽さゆえの困った発信もあります。
発信と導線 税理士情報検索サイトの編集
税理士は各地域の税理士会に所属し、日本税理士会連合会(日税連)に登録して
業務を行っています。
税理士側からはバッジ・登録証票・電子証明書で身分を明かし、
税理士会側からは登録税理士の情報を公開して応対しています。
偽税理士を排除する上でも機能している仕組みです。
日税連には税理士を検索するコーナーも設けられています。
税理士を探しているが、どうやって探すかで悩んでいる方には
安心して使えるサイトではあります。
反面、税理士にとっては必ずしも好ましい構成ではなかったりします。
事務所と自宅が同じ場合や固定電話を使用していない場合、
個人の生活関連の情報まで公開されたりします。
2024年(令和6年)10月からは税理士本人が公開情報を編集して、
適切な情報発信が行えるようになりました。
私も電子証明書と暗証番号を利用して、公開情報を編集しました。
編集した点は主に下記の点です。
- 電話番号を非表示にした(固定電話を利用していないため)
- 事務所ホームページアドレスを加えた
- 「その他」でWEB面談対応可にチェックを入れた
情報発信とともに導線につながる編集といえます。
発信と導線 宛先違いを防ぐ!
小規模でもデジタル・オンラインの利用で弱点を補い、
効率を上げることは可能になってきています。
デジタル・オンラインでの業務の効率化は魅力ですが、
アナログ対応からの変化もともないます。
- 電話ではなくメール
- 印刷ではなくデータの共有
- 入力よりもデータの取り込み etc
現状では移行中であっても、段階的に対応は勧められます。
一方で、デジタル・オンラインからアナログ対応を期待されると、
宛先違いが明白になります。
アナログ→デジタル・オンラインへの移行はあっても、
逆の選択はありません。
情報発信は大切ですが、誤解を防ぐ導線を整える必要があります。
日税連のサイトに限らず税理士を探す際には、依頼内容・料金だけでなく、
- 仕事の進め方や考え方の方向性
といった面にも目を向けていただくと誤解を防げます。
蛇足
アイキャッチ画像は散歩中にみかけたヤブランです。
2024年(令和6年)は残暑が長続きしたためか、
花を見かける機会が少ない印象です。
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